「期待」したり「心配」したり、相手の動向に自分の心が揺れるとき。そんなときは、自分の愛とつながることができると、心は落ち着きを取り戻していきます。
「期待」も「心配」もしてしまうのが、私たちです。けれども、その奥にある愛とつながることができると、それらを「信頼」に変えていくことができます。
「期待」も「信頼」も、私たちの心のなかには両方あるものです。そのなかでも、「信頼」を増やしていくための考え方について、お伝えします。
暦の上では、夏。気温もぐんぐんと上り、生命が満ちていくのを感じられる時期です。しかし、夏は満ちることよりも、終わりゆくことへのセンチメンタルを、想起させるのです。
「信頼」と似て非なるものに「期待」があります。その二つには、自分とつながっているのか、現実と向き合えているのか、という違いがあります。
「信頼」と「祈り」は似ています。どちらも、自分に主体性があり、裏切られることはないからです。
「祈り」とは、その対象に想いを寄せ、愛を贈ることを指します。それは、結果を期待するのではなく、非指示的なものであり、それゆえに自分自身もまた幸せを感じることができる心のはたらきです。