大嵜 直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー見習い。

訪問記

もうひとつの、尾張国の一之宮。 ~愛知県一宮市「大神神社」訪問記

今日はふと、違う神社を訪れてみようと思った。 一宮市に所用があると、よく真清田神社に寄るのだが、今日は違う場所を訪れてみよう、と。 一度はじめると、行動パターンが固定化する傾向のある私にとっては、めずらしいことだ。 こういうときは、素直に従っ…

朔日の熱田さんを歩く。

四月、ついたち。 年度替わり、節目の日に熱田神宮を訪れた。 「朔日参り」という言葉がある通り、いつもよりずっと人出が多かった。 出店もあるようで、参道で準備が進んでいた。 リクルートスーツに身を包んだ若い方たち、10人くらいが、宮司さんの後を厳…

笠松を歩く。 〜桜の下、赤い電車が今日も走る

名鉄名古屋駅も、ずいぶんと綺麗になったものだと思う。 通学に使っていた20年以上前は、もっと薄暗くてアンダーグラウンドな雰囲気があったように思う。 ホームが地下にあるのも、その印象を強くしているのかもしれない。 快速特急・岐阜行に乗ると、電車は…

真清田の神さまのふところで、今年初めての桜を愛でること。

早朝の真清田神社を訪れる。 手帳を見てみたら、ちょうど一月ぶりの訪問だった。 先月は雨だったが、今日も分厚い雲が空を覆っていた。 それでも、吹く風は穏やかで、もうどこにも冬の凛とした冷たさはない。 一年前の春。 緊急なんとかが発出され。 もっと…

草木萌動のころ、熱田神社にて。

椿と山茶花の見分け方は、花の落ち方が最も分かりやすい。 花びらが一枚一枚散っていく山茶花と、花がまるごとぽとりと落ちる椿。 いつか聞いた、そんな話を思い出す。 自宅の周りには、山茶花が多いからだろうか。 椿を見かけると、嬉しくなる。 熱田神宮の…

寒の戻りと、青空と。 ~愛知県一宮市「真清田神社」参拝記

愛知県一宮市、真清田神社を訪れた。 朝早く向かった道中、雨がぱらついていた。 午前中は曇り、午後は晴れとの予報で、傘を持ってきていなかった。 ここを訪れる時は、いつも晴れている記憶ばかりだったが、今日はめずらしく雨模様のようだった。 着くころ…

等しく頭を垂れて。 ~愛知県名古屋市「熱田神宮」参拝記

立春を過ぎたある日、熱田神宮を訪れた。 立春を新しい季節の始まりだとすると、これもまた初詣の一環になるのだろうか。 そんなことを考えながら、駐車場に車を停める。 まだ朝の車のフロントガラスは凍っているものの、風の気配は確かに変わったような気が…

遅めの初詣の参道は、暖かな雨に濡れて。 ~愛知県名古屋市「熱田神宮」 参拝記

冷たい雨もあれば、暖かな雨もある。 今日の雨は、後者だった。 前日までの冷え込みからすると、雪になってもおかしくないような気がしたが、朝の空気は、どこか暖かかった。 そんな雨に誘われたわけでもないが、熱田神宮にやってきた。 もう新年、迎春とい…

時を刻む、冬の朝。 ~滋賀県大津市「近江神宮」参拝記

滋賀県大津市は近江神宮を訪れた。 名古屋から車で約2時間ほど。 大津インターを降りて、琵琶湖沿いに北上する。 訪れるたびに感じるのだが、滋賀県のこのあたりは「初見殺し」の道が多い。 特に路面電車と並行して走る道や、可変式の中央分離帯など、ナビが…

お礼参りの、冬至。 ~愛知県一宮市「真清田神社」参拝記

冬至の日の朝、真清田神社を訪れた。 快晴、冬晴れの気持ちのいい朝だった。 楼門は、今日も威風堂々と。 初詣の準備が進む境内。 今日はいつもに比べて、参拝客が多かったように感じる。 拝殿まで歩みを進めながら、残り少なくなった2020年の今年を想う。 …

鳥に引かれて、熱田神宮参り。

冬晴れの日、熱田神宮を訪れると、参道に鳥が。 トコトコと、私を導くように。 「牛に引かれて、善行寺参り」という説話がある。 信濃の国の老婆が、洗濯物をひっかけていった牛を追いかけていくうちに、日が落ちて真っ暗になってしまった。 さて困ったと思…

師走の「こころの小径」をゆく。 ~愛知県名古屋市「熱田神宮」 参拝記

また、訪れる機会があった。 熱田神宮。 数日前に訪れたばかりだったが、その際は早朝だったので「こころの小径」がまだ開いていなかったのが、心残りだった。 不思議なもので、そういうときは近くを通るようになっているものだ。 そして、うまい具合に時間…

冬はつとめて。 ~愛知県名古屋市「熱田神宮」 参拝記

師走に入り、冷え込む朝が続く。 早朝に訪れた熱田神宮の空気も、どこか凛としている。 直近で訪れたのはいつだったかと思い、手帳をめくると、2週間前だった。 2週間で、ずいぶんと変わるものだ。 正門の鳥居の大きさを、改めて見上げながら。 今日は、いつ…

秋冷の「こころの小径」を歩く ~愛知県名古屋市「熱田神宮」参拝記

「秋晴れ」の言葉が似合うくらい、よく晴れていた。 それでも、霜月下旬ともなれば、やはり空気は冷たい。 その冷たさと、日差しとのギャップが、どこか心地よかった。 いつもよりも、少し遅い時間での参拝。 境内の雰囲気も、また少し違って。 毎年1月5日の…

澄んだ空気、冬近し。 ~愛知県一宮市「真清田神社」訪問記

一宮市は、真清田神社に参拝した。 訪れるたびに、季節の移ろいを感じさせてくれる。 なにより、この一宮の土地にどっしりと腰を据えた、落ち着いた空気が好きだ。 やはり、自分の「生国の一之宮」だからなのだろうか。 朝の澄んだ空気の境内に、冬が近づい…

水と追憶の熊野路をゆく3 ~和歌山県田辺市「熊野本宮大社/大斎原」参拝記

祈りと、水と、よみがえりの熊野古道・中辺路を経て、熊野本宮大社にたどり着く。 境内の奥からは、和太鼓の音が聞こえていた。 人の気配が感じられて、嬉しく思う。 バスで発心門王子前に降りてから、優に3時間。 やはり、雨の山道を歩くのは、時間がかかる…

水と追憶の熊野路をゆく2 ~和歌山県田辺市「熊野古道中辺路」参詣記

朝日は、見えなかった。 予報通り、朝から冷たい雨が霧のようになり、空を濡らしていた。 これから熊野古道に向かうのだが、お天道様は見えない日になった。 2年半前に同じ熊野古道を歩いたが、そのときは気持ちよく晴れていた。 予報を見れば、ピンポイント…

水と追憶の熊野路をゆく ~和歌山県東牟婁郡「飛瀧神社・那智御瀧」訪問記

時に、「何かに呼ばれた」としか言いようがない旅がある。 なぜか、その地名を目にしたり、耳にしたりすることが重なったり、誰かに誘われたり、あるいはどうしてか、そこが気になって仕方がなくなったり。 私にとっては、熊野がそのような地だった。 2年半…

目覚めの声。 ~愛知県名古屋市「熱田神宮」訪問記

夕方から、目の奥がチリチリと嫌な感じがしていた。 この感じは、頭痛の前兆だ。 こういうときは、早めに休みに限る。 朝起きても、目の奥のチリチリと頭痛の気配はおさまっていなかった。 その日は、所用の前に、久しぶりに熱田神宮を訪れようと思っていた…

祈る、ということ。 ~愛知県一宮市「真清田神社」訪問記

定期的に一宮を訪れる用事があるのだが、その度に真清田神社に寄る。 少し早めに家を出て、その空気を吸いに。 ここのところ、気持ちのいい秋晴れの日が続く。 振り返れば、鳥居から一宮の街が覗く。 かつて繊維業で栄えた、古い街並み。 玉砂利の音を聞きな…

いつか歩いた境内に。 ~愛知県津島市「津島神社」訪問記

よく晴れた秋晴れの日、愛知県津島市の津島神社を訪れた。 かつて、生を受け、高校を卒業するまで暮らした、津島市。 その氏神様を、久しぶりに訪れることができた。 かつて、この近くに父方の祖父の自宅兼工場があった。 町工場の鉄工所を営んでいた祖父の…

意味のないことを、人は続けない。

駐車場に着いたときには、もう陽が高かった。 一宮市は、真清田神社。 春先に同じ時間に着いたときは、まだ早朝の空気があったのだが、さすがに8月のこの時期は勝手が違う。 境内には、もう暑気と呼べるような空気が満ちていた。 お盆を過ぎてから、夏が本気…

英傑を育んだ風。 ~岡崎市を歩く

岡崎市を訪れたのは、いつぶりだろう。 同じ県内にあり、私鉄もJRも通っていながら、どこか遠いように感じる街。 遥か江戸の昔ならば、尾張国と三河国という、異なる国だったことも影響しているのだろうか。 旧三河国のちょうど中心に位置する中核都市であり…

七夕近し、真清田の空。

四季を味わう、という観点からすれば、梅雨の時期には雨の音を楽しむのが雅というものだろう。 されど、晴れた空の気持ちよさは、やはり何物にも代えがたい。 週間天気予報が雲と傘で埋まる中で、奇跡的によく晴れた文月の日。 一宮市は真清田神社を再訪した…

雨上がり、いつか見た花は夏色に。 ~愛知県一宮市「真清田神社」訪問記

一宮市は真清田神社を訪れた。 以前にここで書いたこともあるが、私の生国である「尾張国」の「一之宮」が、この真清田神社である。 ありがたいことに、いまの仕事の絡みで近くに寄ることがあり、その都度少し早めに来て、お参りさせて頂いている。 この日は…

ちいさな身体いっぱいに春の息吹を詰め込んで ~愛知県刈谷市「魚屋ごんべえ」訪問記

肌寒い日が続いたあとは、春の陽気が訪れる。 三寒四温とはよく言ったもので、冬のコートの出し入れに悩んでいるうちに春はやってくる。 その日の日中は、少し汗ばむような陽気の日だった。 春の陽気というのは、なぜあんなにも、人をぼんやりとさせるのだろ…

コッコさんを探して ~小雨閏日の熱田神宮 訪問記

閏日の墓参りの帰り道、熱田神宮に参拝した。 ニワトリが放し飼いにされていると息子に説明したところ、興味を示した。 少し雨がぱらついていたが、熱田の杜を歩くことにした。 ちょうど午後3時過ぎに着いたが、正門前の駐車場も空いていて停めることができ…

溶けるバターを眺めながら、3年という時の流れに想いを馳せる夜。 ~愛知県刈谷市・「魚屋ごんべえ」訪問記

ものの本によると、新規開店する飲食店の中で、3年後もそのまま営業を続けられるお店は、わずか1割に満たないと聞く。 訪れるたびに風景が変わる名古屋駅や、あるいは雨後の筍のように隆盛を極めるタピオカを売る店などを見ていると、さもありなんと思う。…

冬至を前に伊勢志摩をめぐりて陽を探す旅6 ~「旅館橘」名物かきのりと、旅の終わりに

冬至を前に伊勢志摩をめぐりて陽を探す旅1 ~三重県伊勢市・外宮(豊受大神宮) 訪問記 冬至を前に伊勢志摩をめぐりて陽を探す旅2 ~内宮・宇治橋の大鳥居から日の出を望む 冬至を前に伊勢志摩をめぐりて陽を探す旅3 ~三重県伊勢市・内宮(皇大神宮)訪…

冬至を前に伊勢志摩をめぐりて陽を探す旅5 ~三重県志摩市・伊雑宮 訪問記

冬至を前に伊勢志摩をめぐりて陽を探す旅1 ~三重県伊勢市・外宮(豊受大神宮) 訪問記 冬至を前に伊勢志摩をめぐりて陽を探す旅2 ~内宮・宇治橋の大鳥居から日の出を望む 冬至を前に伊勢志摩をめぐりて陽を探す旅3 ~三重県伊勢市・内宮(皇大神宮)訪…