大嵜 直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー見習い。

音楽・書評

Oasis「Whatever」に寄せて

サイモン&ガーファンクル(Simon&Garfunkel)の「明日に架ける橋(原題:"Bridge Over Troubled Water")。 ビートルズ(The Beatles)の「レット・イット・ビー("Let It Be")。 あるいは、グリーン・デイ(Green Day)の「Good Riddance」。 いずれも音…

書評:アルフォンス・デーケン著「死とどう向き合うか」に寄せて

正月は 冥土の旅への 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし かの一休禅師の、正月に頭蓋骨を持ち街中を歩いたという、有名な逸話に出てくる言葉である。 昔は数えで歳を数えたため、正月に皆一斉に歳をとった。 正月のめでたさは、今でいう誕生日のめでたさ…

吉田松陰「留魂録」に寄せて。

折に触れて、「留魂録」を読み返す。 幕末に生きた思想家・教育者である吉田松陰。 自ら開いた私塾「松下村塾」において、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋といった、明治維新において極めて重要な役割を果たした志士を輩出した。 その松陰が、安政の…

書評:根本裕幸さん著「ギリギリまで我慢してしまうあなたへ『逃げる技術』」に寄せて

今日は書評を。 心理カウンセラー/セミナー講師/ベストセラー作家・根本裕幸さんの新著「ギリギリまで我慢してしまうあなたへ『逃げる技術』」(徳間書店、以下「本書」と記す)に寄せて。 1.「逃げる」とは何か? 2.逃げられない人たち/なぜ、逃げら…

書評:北方謙三「破軍の星」に寄せて

一生のうちで、2度目を読む本というのは、どれくらいあるのだろうか。 「これはおもしろかった」、「これはよかった」と思える本に出会えたとして、2回目、3回目と折に触れて読む本に出会えることは、幸せである。 たくさんの本を読むことは、素晴らしいこと…

モンゴル800「小さな恋のうた」に寄せて

モンゴル800の「小さな恋のうた」を聴いたのは、 20代半ばの頃だっただろうか。 久しぶりに会った友人の車で、オーディオから流れていた。 「いいんだよ、この歌。ノレる」 そう言って、鼻歌でサビを歌っていた友人を思い出す。 = 当時の私はといえば、両親…

書評:飯尾さとみさん・飯尾淳子さん共著「京都のお酢屋のお酢レシピ」に寄せて

今日はKADOKAWA(アスキーメディアワークス)出版、飯尾淳子さん・飯尾さとみさん著、「京都のお酢屋のお酢レシピ」に寄せて書いてみたい。 ここで何度も紹介させて頂いている京都・宮津の飯尾醸造さんのお酢を使ったレシピ本である。 飯尾醸造さんについて…

書評:根本裕幸さん著『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』に寄せて

今日は書評を。 心理カウンセラー/セミナー講師/ベストセラー作家の根本裕幸さんの『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房、以下「本書」と記す)に寄せて。 1.心のメイク、あるいはペルソナ 2.「自分ではない何者か」になろうとする…

書評:町田康さん著「しらふで生きる 大酒飲みの決断」に寄せて

久しぶりに書評を。 町田康さんの著書「しらふで生きる 大酒飲みの決断」(幻冬舎刊/以下、本書と記す)に寄せて。 タイトルそのままの通り、「飲みに飲んで、差されれば必ず受け、差されなくても手酌で飲んで斗酒をなお辞さない生活を三十年間にわたって続…

書評:根本裕幸さん著『執着を手放して「幸せ」になる本』に寄せて

今日は書評を。 心理カウンセラー/セミナー講師/ベストセラー作家の根本裕幸さんの新刊『執着を手放して「幸せ」になる本』(学研プラス)に寄せて。 1.執着とは何か? 2.手放す、とは何か? 3.執着を手放すための方法論 4.人は、もっと自由に生き…

CHAGE and ASKA 「NとLの野球帽」に寄せて

人はどんなときに歌を歌うのだろう。 恋焦がれる相手への焼けつくような恋慕もあれば、露のように消える人生の儚さ、どこへもやり場のない激情、あるいはもう形を変えてしまった故郷への想い… 生きていく中で、避けようのないそうした感情を、人は歌に乗せて…

書評:落合陽一氏著「2030年の世界地図帳 新しい経済とSDGs、未来への展望」に寄せて

「現代の魔法使い」と称される落合陽一氏が昨年の秋に出版された、「2030年の世界地図 あたらしい経済とSDGs、未来への展望」(SBクリエイティブ)の書評を。 = 昨年の春ごろだっただろうか、某メガバンクの行員の方とお話しした際に、襟元に見慣…

書評:ユヴァル・ノア・ハラリ氏著「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」に寄せて

ずいぶん前に買って「積ん読」状態だった「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」(ユヴァル・ノア・ハラリ氏著、河出書房新社)を読了した。 イスラエル人の歴史学者である著者による、世界的に大ヒットした本書は、そのタイトルの通り歴史書である。 歴…

書評:原武史氏著「<出雲>という思想 近代日本の抹殺された神々」に寄せて

昨年の冬至の前に伊勢志摩を訪れた。 夜明け前の外宮、宇治橋で見た日の出、そして早朝の内宮。 いずれも素晴らしい時間だった。 その影響もあり、もう少し伊勢神宮、あるいは神社について知りたいと思っていたところ、年末に立ち寄った書店で手に取ったのが…

書評:根本裕幸さん著『子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる』に寄せて

今日は書評を。 心理カウンセラー/セミナー講師/ベストセラー作家の根本裕幸さんの新刊『子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる』(実務教育出版)に寄せて。 1.物語形式での子育て本 2.「はしごを外された世代」の子育て 3.自分の「スナック」…

書評:ハンス・ロスリング他共著「FACT FULNESS(ファクトフルネス)」に寄せて

今日は書評を。 「FACT FULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣、ハンス・ロスリング他共著、日経BP社刊」に寄せて。 ハンス・ロスリングは医師、グローバルヘルスの教授として、世界保健機構やユニセフの…

書評:椎原崇さん著「幸せのプログラミング」に寄せて

今日は書評を。 人気コンサルタントの椎原崇さんの新著「幸せのプログラミング ~あなたは、幸せになるように設計されている」(廣済堂出版)に寄せて。 人気ブロガーでもある椎原さんがすごいのは、「誰が読んでも分かりやすい」文章で表現されていることだ…

桑田佳祐さん「祭りのあと」に寄せて

桑田佳祐さんの名曲、「祭りのあと」が好きだ。 ウィキ先生に聞いたら、リリースが1994年とのことだった。 ということは私が中学生の頃の曲なのだが、なぜかこの曲は中二病真っ盛りの頃の私の心を捉えて離さなかった。 カセットテープの画像がデザインさ…

書評:堀江貴文さん・落合陽一さん共著「10年後の仕事図鑑」に寄せて

堀江貴文さん・落合陽一さん共著「10年後の仕事図鑑」(SBクリエイティブ)の書評を。 インターネット、AI(人工知能)が大きく変えてゆく、これからの社会のありようについて綴られた刺激的な一冊だった。 働き方、なくなる仕事・変わる仕事、生まれる仕…

書評:落合陽一さん著「日本進化論」に寄せて

「現代の魔法使い」と称される、落合陽一さんの「日本進化論」(SB新書)を読んだので、その書評を。 本書は落合陽一さんと現・衆議院議員の小泉進次郎さんの共同企画で開催された、「平成最後の夏期講習」という2018年7月にニコニコ動画の生放送番組…

書評:根本裕幸さん著「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」に寄せて

久しぶりに書評を。 根本裕幸さんの新著「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)に寄せて。 私たちが当たり前のように使っている、「罪悪感」という言葉。 もしかしたら、巷にあふれているこ…

書評:西野亮廣さん著「新・魔法のコンパス」に寄せて

久しぶりに書評を。 西野亮廣さんの新刊、「新・魔法のコンパス」(角川文庫)に寄せて。 タイトルに「新」とある通り、この本は以前に刊行された「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」(主婦と生活社)がベースになっている。 しかし、ただ単にサイズを替え…

偶然に一日を委ねる、という愉悦

偶然というものはなくて、全ては必然という考え方がある。 偶然を好むのも嫌うのも、人それぞれの選択なのだが、偶然に起こることに意味づけをすることは、毎日に彩りを与えてくれるように、最近よく感じるのだ。 = 根本裕幸さん著:「朝9時までに1分間く…

書評:根本裕幸さん著「朝9時までに1分間ください。不安が消えて、心が元気になります。」に寄せて

今日は久しぶりのような気がする書評を。 根本裕幸さんの新著、「朝9時までに1分間ください。不安が消えて、心が元気になります。」(キノブックス刊)に寄せて。 = この本は通勤時間や出社して始業までの時間など、朝の少しの時間で使える心のエクササイ…

CHAGE and ASKA「ひとり咲き」に寄せて

心惹かれた曲のアーティストの、過去の作品を追うのは楽しい。 確実に黄金が埋まっていることが分かっている、やわらかい金脈を掘るようなものだから。 かつて私が大いに掘った金脈である「CHAGE and ASKA」のデビュー曲、「ひとり咲き」に寄せて書いてみた…

書評:前田裕二さん著「人生の勝算」に寄せて

前田裕二さん著「人生の勝算」を読了したので、今日はその書評を書いてみたい。 1.本書を読むまでの葛藤と杞憂 2.本書の構成と2019年の現在から見るその先見性 3.前田さんの「聖人性」について 4.逆境や問題こそ人生のコンパスを指し示してくれ…

書評:坪田信貴さん著「才能の正体」に寄せて

今日は書評を。 映画にもなった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(通称:ビリギャル)の著者であり、「坪田塾」塾長でもある坪田信貴さんの著書「才能の正体」(幻冬舎)に寄せて。 最近触っているTwitterのタイムラ…

Des'ree「Life」に寄せて

人は18歳前後に聴いていた音楽を一生聴き続ける、という話がある。 一理あるようで、私も車の中に置いてあるCDは、その時期(高校生くらい)に聴いていた音楽が多い。 いまのご時世はWeb上でのストリーミングが主流で、CDなど買わないのかもしれな…

書評:根本裕幸さん著「人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本」に寄せて

今日は書評を。 明日11月22日(木)に発売となる、根本裕幸さん著「人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本」(大和書房)に寄せて。 著者から原稿を拝見させて頂き、発売前の本のレビューを書くという人生で初めての経験をさせて頂くことになった。 気張ら…

CHAGE and ASKA「PRIDE」に寄せて

好きなことを書くのは、ある意味で勇気が要る。 そこには恥ずかしさだったり、もし批判されたらどうしようという怖れだったり、自分なんかが・・・というような自己否定が入るから。 その怖れを越えて、私の大好きな曲に寄せて書いてみようと思う。 = 人は…