自分の好きなものに囲まれて暮らすためには、まず種を植えることだと思う。
日々ここで書くこともその一つ。
一つ記事を書くと、自分の庭に好きなものが一つ増える。
楽しい記事、嬉しい記事もそうだし、そうでない記事も自分の庭に彩りを与えてくれる。
たった一度きりの人生、好きなものに囲まれて暮らしたい。
そう思ってはいても周りに少なからず影響され、やらんでもいいことをしたり、無理したり我慢したり、いらんものを持って帰ってしまったりする。だいぶ以前に比べて少なくはなったけれど、それでも周囲の人の行動を見て感情は動く。
それに一喜一憂して時間を浪費するよりも、自分だけの庭の手入れをしようと思う。
誰にも踏み荒らされない、自分だけの庭。
どんな花を育ててもいいし、菜園にしてもいい。
そこに自分の好きなものの種を一粒ずつ植えていけばいい。
今すぐには何も変わらないかもしれない。
けれど続けていけば、きっとその庭に植えた夢の種が芽を出し、いつか好きな花でいっぱいの庭になる。
心の中に絶対安全な領域を持つことが、豊かさと安定をもたらしてくれる。
きっとその庭は、誰にも踏み荒らされない絶対安全な領域になるはず。
そして、その領域は隠すのではなく、晒してこそ豊かになる。
春の陽気を浴び、真夏の陽射しに耐え、実りの秋を経て、冬の北風に晒された庭は、彩り豊かになっているはずだ。
そう考えると、ブログというのはものすごく恩恵を与えてくれるツールだが、ブログでなくても、日記でも、写真でも、詩歌でも、絵でも同じことだと思う。
種を、植えよう。
今日は大好きな大吟醸の種をここに植えてみよう。