大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

ゴールすることよりも、ゴールにベクトルを向け続けることを目標にしてみる

目標の設定のしかたについて。

何かを達成することやゴールすることに執着し過ぎると、苦しくなります。
それよりも、ベクトルがゴールに向け続けることの方が楽しいと思うのです。

 

早いもので、新しい年を迎えて1週間が経ちました。

新年の目標を立てられる方もいらっしゃるでしょうし、そうでない方もみえるかと思います。

私はというと、「今年はこれがやってみたいな」、「ここに行ってみたいな」というものを手帳に書き出してみました。

必ず今年中に達成しなければいけない!というわけでもなく、来年でも再来年でもいいのでできたらいいな、という感じです。

さて、そのゴールという目標を設定することは大切だと思うのですが、その目標が達成できないことでイライラしたり、焦ったり、やきもきしたり、落ち込んだりするのでは、あんまり幸せなことではないと思うのです。

たとえば「ランニングを続けて、5キロ痩せる!」という目標にしても、「5キロ痩せる」ことを達成することが全てになってしまうと、

いつか達成する「未来」が正しくて、良くて、いいこと。

達成できない「いま」は間違っている、悪くて、よくないこと。

という正/誤、善/悪という二元論に陥りやすいのですね。

そしてこの二元論は必ず幸せを遠ざけます。幸せと正しさは同居できませんから。

はい、私もよくやります。
それでも「正しさジャックナイフ」を振り回してた頃からすると、だいぶ緩んできましたけれど・・・


それよりも、目標に向かって意識のベクトルを向け続けることができたら、それで花マルにしていいんじゃないかな、と思うのです。

そのベクトルは必ずしも一直線じゃなくて、曲がったり、くねったり、回り道したりすることもあるけれど、それでも向け続けることができたら、オールOK。

そんな緩い感じの目標の設定のしかたでいると、日々を楽しく愛でることができるように思うのです。

そうしていると、もしかしたら

あのお山のてっぺんに登るために、この道で行ってみよう!
・・・と思ったけど険しかったから、こっちの道にしよう!
・・・いや、何か反対側の方が変わったお花が咲いていたり面白そうだなー
とか思ってたら、たまたまヘリコプターで通りかかったお友達のおぼっちゃまくんが、一緒に乗ってく?って聞いてくれた!

みたいな、

そんな達成のしかたもあるのかもしれません。

 

さて、今日は七草粥の日です。

せり、なずな、ごぎょう、はこべ、すずしろ、すずな、ほとけのざ。
美しい名の七草たちのお粥で、一年の無病息災をお祈りしてはいかがでしょうか。

どうぞ、今日もごゆっくりお過ごしください。