先日、名古屋駅近くの柳橋中央市場にあります「parcheggio(パルケッジョ)」さんにお伺いいたしましたので、その訪問記を。
名古屋駅から歩いて10分ほどの柳橋中央市場。
新鮮な美味しいものが集まる、名古屋の台所。鮮魚を扱う販売店が多いのですが、飲食店もたくさんあって一日中多くの人で賑わっています。
その中の「マルナカ食品センター」というビルの2階に、お目当ての「parcheggio」さんはあります。
ビルの2階は駐車場。
何と、その中の一角を店舗にしてしまったという変わった立地です。
ビルの2階へエスカレーターで登った一角に、ぼんやりとお酒好きが惹かれる灯りがともっていました。
市場らしく夜はこうした飲食店以外は静かなもので、ほとんど車の出入りはありませんでした。
今日のおすすめ。手書きの素敵なメニュー。
お通しはマグロのカルパッチョ。
スタートは三人だったのですが、三人分が一皿のカルパッチョで出てくるという、これまた変わったスタイル。
初手から変化球。名物の「ストーン」という料理。
変わった色をしていますがじゃがいもの一種だそうで、この色の皮ごとアーリオオーリオソースを付けて頂きます。
ホクホクのじゃがいもに、ソースがよく合います。
イトヨリのフリット。
少し甘めの味付けと、イトヨリの苦みがとてもよく合います。
定番、バーニャカウダ。
マッシュルーム、パプリカ、オクラ、きゅうりなどなど。
盛り付けの器が素敵です。
「グラス」という一皿。
大根をおろしたものに、和風出汁のジュレとウニ、イクラが乗った逸品。
意外とコンソメのジュレが薄味で上品で、ウニとイクラを引き立てます。
愛知県産のにんじんの丸ごとステーキ。
力を入れなくても、ナイフでさっくり切り分けられるくらいに柔らかく火を通してあります。
どうやったら、こんなに食感を残しながら甘みを引き出す火の入れ方ができるのか、シェフを小一時間問い詰めたい衝動に駆られます。
にんじんの自然な甘みとコクのあるソースに、プレミアムモルツが進みます。
大きな海老が2匹も入ったアヒージョ。
パン食べ過ぎ注意報です。
アクアパッツァ。
今日の鮮魚はイサキとイシガレイでしたが、イシガレイを選択。
イシガレイと貝の旨味がたっぷりでたソースが絶品。
ここでイケメンのシェフからリゾットにできますとのお誘いが。
断る理由はありませんので、ぜひ!とお願いしました。
リゾットを待っている間に、お肉を。
これが素晴らしく美味しかった。
部位を聞いていたのですが、だいぶ酔っ払っていたので思い出すことができません。
最後にリゾット。
貝と魚の旨味をたっぷりと吸ったごはんに感動しながら、やはり「すべての鍋は、雑炊のためにある」という私の信念が正しいことを再確認しました。
どの料理もインスタ映えするような美しい盛り付けで、美味しい料理でした。
普段一人で飲みに行くと、どうしても和食のチョイスが多くなるのですが、この日はありがたいご縁の方々と久しぶりに美味しいイタリアンを頂いて、楽しい夜を過ごさせて頂きました。
惜しむらくは、ご一緒させて頂きました根本裕幸さんに先にブログをアップされてしまったことでしょうか。
やはり4軒目でマール、マール、グラッパ、グラッパ、ポートワインと美味しすぎるお酒に調子に乗りすぎて、翌日撃沈していたのが痛手だったようです。
何はともあれ、美味しゅうございました。
ごちそうさまでした、また伺います。