いらっしゃいませ、ようこそお越しくださいました。
先日、娘と日曜朝のアニメ「プリキュア」を観ていて、ふとこの投稿を思い出しましたので。
今朝のプリキュアアラモードに寄せて。
娘の大好きなキュアマカロンが闇に堕ちそうになるお話。
マカロン=ゆかりは何でもそつなくこなし、傍からみれば頭脳明晰、容姿端麗。
周りにも素敵な友達がたくさんいる。
けれど誰と一緒にいても、どうしようもない孤独感が拭い去れない。
そして周りから愛されれば愛されるほど、距離を置きたくなる野良猫さん。
そんなゆかりの心の隙間が敵に取り込まれ、闇の中に取り込まれてしまう。
そこでゆかりが見たのは、
どうしようもなく寂しい
周りが幸せそうなのが許せない
私だけを相手にしてほしい
と訴える小さなゆかりの姿だった。
仲間たちが助けにくるものの、ゆかりはその小さなゆかりを受け止め、抱きしめることで統合し、自ら闇の中から抜け出す。
どこかで聞いた話だなーくせ毛たれ目のあいつをヨシヨシしてあげられたら、癒された話をどこかで投稿したような気がするなー。
中学生でインナーチャイルドの癒しは少し早いような気がしつつも、娘よりもおとうがホロリとくるなかなかの神回だった。
スターウォーズがジョゼフ・キャンベルの「英雄の旅」を参考にしたと言われるように、プリキュアの脚本家もそういうの参考にしているんだろうなぁ。
しかしいつもプリキュアと聞くたびに、ブエナビスタが届かなかった10年近く前のエリザベス女王杯で、2着に突っ込んできたテイエムプリキュアを思い出すのは私だけでいい。
2017.8.27
もうこの投稿も1年近く前になるとは、懐かしいものです。
プリキュアのシリーズもこの時のお菓子作りのメンバーから、また新しいシリーズが始まっています。
さて、インナーチャイルド。
子どもの頃に抑え込んでしまったり感情の傷は、凍ったままずっと私たちの心に留まるといわれます。
それが大人になった私たちの行動に影響を与える、とも。
その傷ついて拗ねてしまっている小さな自分を、よしよしして、「辛かったね」「寂しかったね」「よく我慢したね」と声をかけあげる。
そうすることでずっと凍ったままだった感情が癒され、今の大人の私たちが癒される。
そんな不思議なココロの世界があるようです。
実際に、私もそんな体験をしました。
こちらに綴っています。
おかげさまで私はもうすぐ38歳になりますが、日数にすると13,870日も生きてきました。
その中の今日という日は、13,870分の1と言えます。
一方で、たとえば5歳の子どもに置き換えると、今日という1日は全体からすれば1,825分の1。
これまで生きてきた時間全体からの割合の「濃さ」が違うのですから、子どもの一日が濃密で彩り豊かなのは当然だと思うのです。
そうした豊かな時代だからこそ、子どもの時代に起きたことが、時に大きく心に傷となってしまうこともあるのでしょう。
けれども、どれだけ時間が経ってもそのとき感じられなかった感情は、後から感じ癒すことができます。
ココロには時間の概念がない、と言われる所以の一つかもしれません。
娘とアニメを見ながら、そんなココロの世界の不思議さを思いつつ、あのエリザベス女王杯で買えなかったテイエムプリキュアを私は想うのでした。