今月初めに伏見にオープンした新店「バブルス」さんに行ってみましたので、その訪問記を。
伏見にあるワインとおでんの名店「波へい」さんに勤める友人から、すぐ隣に新しい店がオープンするんです、と聞いていた私。
7月の初めにオープンすると聞いておりましたが、ようやく訪れることができました。
「波へい」さんは地下鉄東山線・鶴舞線の「伏見駅」からすぐそば、「でんきの科学館」の裏手にあります。
昼間はオフィス街なのですが、この周辺は老舗の大衆居酒屋「大甚」、味噌おでんの「島正」をはじめ、酒呑みにとって夜歩くのは危険な通りです。
その「波へい」さんの入っている同じビルに、餃子とスパークリングをテーマにしたダイニングバー「バブルス」さんがオープンしました。
先ほどの写真を右手に曲がったところに入口が。
「バブルス」さんの文字、そして魅惑的な看板だけで呑めそうな感じがします。
扉を開けると、素敵な内装。
落ち着いた中にも遊び心があって、楽しい雰囲気のダイニングバーです。
夜9時半くらいに訪れましたが、盛況で座り席は満席で、立ち飲み席に案内頂きました。
この日は1軒目でだいぶできあがった後に訪れましたので、撃沈しない立ち飲みは逆にありがたいのです。
お店の開店を祝して、シャンパンを。
アペリティフには生ハム。
すでに出来上がっているのにアペリティフとは意味が分かりませぬが、おそらく多くの酒呑みが同じことをするような気がします。
世界三大生ハムの一つ、「プロシュット ディ・パルマ」。
イタリアのエミリア=ロマーニャのパルマの白豚を使用し、肉を塩漬けした後、12か月以上の長い時間をかけてパルマ地方の気候を活かし、長期乾燥・熟成させることにより余分な水分と脂分が抜け、芳香な風味でまろやかに仕上げた逸品。
ええ、お品書きの完コピでございます。
さて、母店の「波へい」さんはその名の通り「サザエさん」の波平をモチーフにしておられます。
先ほどの酒瓶のラベルもそうですし、この「バブルス」の壁面もこんなに眺めて飽きない楽しいデザインが。
さて、メインディッシュの焼き餃子とスパークリング。
お店のおすすめは、最初に「塩」、次に「オリーブオイル」、そして「餃子のタレとラー油」、最後にお皿に盛られた「練り七味」で、という順番をおすすめされていました。
その調味料たち。
オリーブオイル、塩、タレ、ラー油、黒酢。
どれもが素晴らしく餃子に合って、泡がペリエのように呑めてしまいます。
私が気に入ったのは、オリーブオイルに軽く塩を混ぜて、たっぷりつける食べ方。
あ、でも練り七味とタレも捨てがたい・・・
まあ、それもが泡と合って美味しいということです。
デザートは水餃子で。
この水餃子の「水」は、「波へい」さんでおでんを炊いている出汁を使っているとのことです。
これに黒酢をつけて頂きます。
ぶどうがどうしても飲みたくなり、赤ワインにスイッチ。
これがまた出汁と黒酢と餃子とよく合う。
ついつい調子に乗って飲みすぎてしまいます。
残った出汁には、少し黒酢を混ぜてちびちびと頂きます。
これがまたワインと合う。
椀物で日本酒を舐める感覚に似ています。
この日は餃子で満足しましたが、「波へい」さんのおでんも出前をして頂けるそうです。
餃子、泡、餃子、ワイン。
さらに、おでん、ワイン、おでん、泡。
次はそんなコラボを楽しみにしながら、この日は撃沈する前に伏見駅に向かったのでした。
「バブルス」さん、ごちそうさまでした。
またお伺いしたいと思います。