大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

気づけば早くなった夜の帳に思うこと

気づけば夜の帳が下りるのが早くなった。

昨日は6時過ぎでこの夕闇。

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これから冬至まで、放っておいた薬缶の湯が冷めるように少しずつ夜が長くなっていく。

8月から10月までの間の日の入りの時間の変化は、1日1分以上と大きく変化しているそうだ。

気温は、暖かくなったり、急に冷え込んだりして行ったりきたりする。

天気は雲一つない気持ちのいい秋晴れがあったり、

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ときに秋雨が長引いたりする。

けれど、この昼と夜を分かつ境目の移ろいは、不可逆的だ。

変わるようでいて、変わらない。

日々変わり続けることが、変わらないこと。

進んだり、戻ったり、揺れたりしながらも、変わり続け、変わらない。

それは、季節のめぐりと同じように確かなことなのかもしれない。

小さな小さな奇跡に、目を凝らそうと思う。