岡山県の「酒囲屋本店」さんを訪れたので、その訪問記を。
仕事で訪れた岡山県、実は人生初の訪問。
名古屋からだと新幹線で1時間40分ほど、東京までと同じくらいの時間というのが意外だった。
駅前には、桃太郎の銅像が。
お供を連れて、鬼退治に出かけるところだろうか。
遅くなる前にお土産を買っておく。
名物のきびだんご。
これで急に仲間が増えても安心。
一仕事終えて、いい時間になった。
街に火が灯り、夜の岡山駅付近の通り。
駅から歩いて10分少々、酒囲屋本店さんに着いた。
この日は夕方から雨が降ってきており、あわててコンビニで傘を購入。
準備不足は出張慣れしていないせいか。
少し雨に打たれたが、ようやく席についてほっとする。
サッポロの赤星とお通しで喉と胃を落ち着かせる。
お通しは鮪と水菜の辛し和え。しみじみ美味い。
おしながきを眺めている時間が、一番幸せなのかもしれない。
価格が記載されていないというのがエッジが立っている。
時期のものの鰆の塩たたきを入れて、5品のおまかせコースをお願いした。
お造り盛り合わせ。
右から鮪、鯵、真鯛、そして名前を失念した貝。
貝が素晴らしく新鮮でコリコリして美味しい。
名物の鰆の塩たたき。
表面を炙って、塩をまぶしてある。
そのままか、ワサビのみで、と教えて頂く。
これが塩加減、火の通し、すべてが絶妙で素晴らしい仕事だった。
日本酒を舐めずにはいられない。
三品目は穴子のしゃぶしゃぶ。
新潟県の純米吟醸「謙信」と一緒に。
穴子の身と、右側に少し見えるのがハラスの部分だそう。
そして季節の松茸。
刺身でもいける穴子だそうで、さっとくぐらせる程度で。
日本酒が止まらない。
四皿目は、シャコと渡り蟹、イイダコとシャインマスカット。
シャコと渡り蟹はすだちさっぱりと。
イイダコとシャインマスカットは酢味噌和えで。
これだけで小一時間、日本酒を舐めていたい。
最後は、めばるの煮付け。
だいぶ酒も回っていて、撮り方も雑になっているが、美味しかった。
あっという間の五品のコースだったが、瀬戸内の海の幸を堪能させて頂いた。
また岡山を訪れた際に、足を伸ばしてみたいお店ができた。
きびだんごで餌付けされているのは、実は私なのかもしれないと思った岡山の夜だった。