ということで、
こちらの「大人の塗り絵」を始めてみた。
冒頭のリンク先で書いたとおり、「絵を描くこと」にはトラウマがあり、自己否定とつながっていたため、色鉛筆を持つのにも抵抗があった。
いや、そもそも、何色の鉛筆を持とうか、悩んでしまった。
こういった花の図柄のお手本が並んだ塗り絵。
簡単なように見えたのだが、ものすごく難しい。
いや、頭で考えるから難しいのか・・・
左にあるお手本は、「一つの絵」として完成している。
けれども、白地のところに色を付けようと思うと、「ある一色の鉛筆」を選ばないといけない。
これには迷った。
何色から色をつけようか・・・
普段、鼻歌交じりにプリキュアの塗り絵帳に極彩色の色付けをしている娘が、ものすごい天才に思えた。
「大人の塗り絵」には、色鉛筆の塗り方の基本的な技法が載っている。
けれども、実際に脳裏に浮かぶ花の色を付けようと思うと、何色の鉛筆を持ったらいいか、分からなくなるのだ。
色を重ねるなんて、とんでもない。
慣れなのかもしれないが、これだけできないことというのも、逆に面白い。
それにしても、毎日見ている空や木々や花や・・・あの連続した色の移ろいを、いままでどうやって私は見てきたのだろう?
不思議になって、スマホのストレージの花の写真をまじまじと見てしまった。
この写真の花は、こんな色づかいだったのか、と。
これは、新しい驚きだった。
もしかしたら、私はいままでモノクロに近い世界に住んでいたのかもしれない。
夜が明けたら、色鉛筆で塗るような目で、世界を見てみよう。
そんなことを思った。
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さて、そんなこんなで小一時間向き合った今日の成果が、こちらである。
色づかいもさることながら、陰影はどうやったらつけられるのか、興味は尽きない。
上手い下手も役に立つとか何も関係ない。
塗り絵、しばらく続けてみようと思う。