初めて明治神宮を訪れたので、その訪問記を。
学生時代に川崎市に4年間下宿していたのに、一回も訪れたことがなかった。
もっといろんな場所に行っておけば、と今になって思うのだが、必要なものは必要なときに与えらえるのだろう。
地下鉄の明治神宮前の駅を出ると、目の前に参宮橋が見える。
東京の地下鉄は、ほんとに網の目のように張り巡らされていて、便利すぎる。
参宮橋からすぐの、一の鳥居。
大きくて気持ちのいい鳥居。
参道を歩く。
晩秋のひんやりとした空気が心地よい。
東京の真ん中に、こんな静かで心地よい場所があるのが不思議だ。
紅葉は場所によってばらついていたが、もう真っ赤に色づいているものも。
奉納された酒樽が並んでいる。
色んな銘柄が並んでおり、眺めていて飽きない。
こちらは洋酒(ワイン)の酒樽。
祀られている明治天皇が好まれたというワイン。
ワインに詳しくない私でも、聞いたことがあるような生産者の名前の樽。
見ていて飽きない。
菊の展覧会が行われていた。
11月は菊の時期。菊花賞はフィエールマンが勝ちました。
二の鳥居を遠景から。
SNSで知人から教えてもらったのだが、この鳥居に使われている木材は台湾の巨木が奉納されたらしい。
いい話を聞けてよかった。
本殿を望む。
澄み切った空気。
この日は新嘗祭の翌日だったので、その奉納品が所狭しと並べられていた。
縁結びによいとされる夫婦楠。
きっちりと手をあわせてきました。
雲の多いこの日の空。
それでも空が高く見えるのは、秋だからか。
せっかくなので、境内の有料の御苑に入ってみる。
朝早かったこともあり、静寂が迎えてくれた。
手入れされた美しい庭園。
四季それぞれの表情を見てみたい。
菖蒲田。6月には見事な花を咲かせるそうだ。
紅葉との対比が美しい。
御苑の一番奥、めずらしい湧き水の井戸、清正井。
後で知ったのだが、パワースポットらしい。
懇々と湧き出る清らかな水。
少し手を浸してその冷たさに触れてみた。
こんな雰囲気のいい風景が見られるスポットが随所に。
こんなベンチに腰かけていたら、半日くらいはすぐに過ぎてしまいそうだ。
歩き回って疲れたので、参宮橋のところのカフェで一服。
カフェラテがしみじみ美味い。
帰り際に、名残惜しくて一の鳥居と一緒に。
空気の澄んだ、気持ちのいい神宮だった。
後ろ髪を引かれながら、次のアポイントに足早に移動することになったが、次に来たときは半日くらいかけてゆっくりと回りたい場所だ。
川崎に住んでいたときは来れなかったけれど、今日この日にこれたことにきっと意味があるのだろう。
そんなことを思いながら、神宮を後にした。