やあ、みんなげんき?
ぼくは「こうていぺんぎん」の子どもなんだ。
今日は「くりすます」だってね。
おいのりをささげて、「けーき」と「ちきん」を食べる日だけれど、「さんたさん」がぷれぜんとをくれる日でもあるよね。
今年はどうしても「さんたさん」がやってくるところを見たくて、じゅーすを飲みながら待っているんだけど、よいっぱりになっちゃった。
でも、このれもんじゅーす、とっても「すとろんぐ」でいいきぶんになってきたけど、なんでかな・・・
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それにしても、「さんたさん」って、すごいよね。
たくさんの子どもたちに喜びをあたえるって、すごいよね。
ぼく、ずっと不思議におもってたんだよね。
「さんたさん」はみんなにあげる「ぷれぜんと」は、だれが用意してるのかな、って。
世界中のこどもたちにあたえることのできるくらいの「ぷれぜんと」を用意しているのは、いったい誰なんだろう。
そんなこと、おもったことない?
ぼく、あたえることのできる人は、うけとることのできる人って聞いたことがあるんだ。
けれど、もしそうだとしたら、「さんたさん」はどれだけたくさんのものをうけとってきたのかな・・・?
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でもね、ほんとは「さんたさん」がだれなのか、ぼくはしってるんだ。
ほんとだよ。
・・・あ、うたがってるんなら、ぼくの言うとおりにしてみてよ、
「さんたさん」、きっと会いにきてくれるから。
そのためにはね、この「れもんじゅーす」を3本くらい、ぐびぐびして・・・
ごめんごめん、そうじゃなかった。
それはべつの「さんたさん」に「しょくしつ」されちゃう方法だった。
あのね、ちょっとだけ、しずかなところで座ってみてね。
それで、胸のまえで手をあわせてほしいんだ。
「くりすます」らしいでしょ?
それで、すこしだけ目を閉じてみてほしいんだ。
それでね、
だれのためでもなく、「じぶん」のために、
すこしだけ祈ってみてほしいんだ。
何をって?
何でもいいよ。
ようがんばってやってるな、でも
いつもありがとうな、でも
がんばってきたもんな、でも
よくがまんしたよね、でも
いちばんたいせつな人に話しかけるように、
すこしだけ祈ってみて。
それで、さいごに、くちもとを上げて、
「にっこり」してほしいんだ。
ここ、だいじ。
ぼくもいっしょにやってみるね・・・
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・・・どう?
うん、ほっこりするよね。
ぼくもほっこりしたよ。
「さんたさん」、いたよね。
すごくこころをあたためてくれる、やさしい「さんたさん」が、そこにいたよね。
ぼくにも、きみにも。
ううん、じつは、ぼくもきみも、「さんたさん」だったのかな。
きっと、だれもが生まれたとき、「さんたさん」だったんだよね。
でも、ときどきそれをわすれちゃうこともあるよね。
わすれても、だいじょうぶ。
きっとおもいだすことができるから。
ただ、おもいだすだけ。
ただ、じぶんに、かえるだけ。
あなたもわたしも、「さんたさん」・・・
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それじゃ、ぼくは「でいすい」してねむくなってきちゃったから、おねむにするね。
おやすみなさい。
どうぞ、よい「くりくます」の夜を・・・