昨日のエントリーの通り、運動神経のあまりよくない私だが、身体を動かすこと自体は好きだ。
そして、幼い日にずっと一人で壁当てをしていたように、野球が好きだ。
そんなときに、友人からソフトボールのお誘いを頂いた。
この時期の天気のこと、ずっと予報は曇りか雨のマーク。
前日に雨が降り、当日の予報も曇りのち雨の降水確率50%と、開催が危ぶまれたが、それでも当日の昼間に晴れ間も見えて、何とか開催できることになった。
皆の祈りが通じたのか何なのか分からないが、うまくいくときは、そんなものである。
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試合開始は19時から。
市民公園のグラウンド、照明塔に灯りがともる。
ナイターの灯りの下って、プロになったみたいな気分がして嬉しい。
キャッチボールをしながら、グローブにボールが収まる感触が楽しい。
ソフトボールって、こんなにも大きかったのか。
試合が始まり、ピッチャーの投げる一球一球に皆の目線が注がれる。
非力な私のこと、なかなかバッティングではいい打球は飛ばないし、守備もうまくできないし。
それでも、当たり損ないでもヒットを一本打ったのが嬉しくて。
ぎごちなくゴロを一つ捌いて、アウトを取ったのが嬉しくて。
周りの皆のいいバッティングや、華麗な守備に見惚れながら、童心に還ることができた。
やっぱり、私は運動神経がよくはなくて、なかなか周りの皆のように動けないけれど、それでも、
バットにボールが当たったときの手の痺れとか、
元甲子園球児のスイングの美しさとか、
ボールがグローブに入った瞬間の感触とか、
芝生と土の感触とか、
ワクワクした目で白線を引く友の表情だとか、
守備に就くときに見上げた照明と月の美しさとか、
そんなものが、私はたまらなく好きだと思った。
そこには、親への怒りもなにもなかった。
ソフトボールを楽しめる身体を与えてくれて、ありがとう、と思った。
開催してくれた友人に、感謝したいと思った。
ありがとう。
また、遊びたいな。