大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

目の前の人をどう喜ばせるか。

目の前の人をどう喜ばせるか。

すなわち、自分はどんなふうに与えることができるのか。

自分はどんな愛し方をすることができるのか。 

それを知っておくことは、人間関係においても、恋愛においもて、ビジネスにおいても、変わらず大切なことなのだろう。

その方法を考えるカギは、「自分がどう愛されてきたか」という歴史にある。

愛を伝える、という愛され方。

厳しくしつけする、という愛され方。

笑顔で受け止める、という愛され方。

とても心配して怒る、という愛され方。

一生懸命働く、という愛され方。

一緒にいる時間をたくさん作る、という愛され方。

離れて距離を置く、という愛され方。

ともに涙に暮れる、という愛され方。

ごはんを作る、という愛され方。

お昼ご飯代を置いておく、という愛され方。

心配して干渉する、という愛され方。

心配せず放置する、という愛され方。

やさしく抱きしめる、という愛され方。

突き放す、という愛され方。

側で見守っている、という愛され方。

別れていなくなる、という愛され方。

忘れない、という愛され方。

忘れる、という愛され方。

人は自分が愛されてきたように、他人を愛そうとする。

どうやって自分は愛されてきたか。

その方法で、人は他人を愛し、喜ばせようとする。

それは当たり前のことではないし、あなたにしかできないことでもある。

視野を広げて客観視して、それを自覚すること。

それは、自発的に愛を与え、目の前の人を喜ばせるということ。

人は、自分自身の扱いを、必ず外の世界に投影する。

自分が目の前の人を、どう喜ばせるかに自覚的になるということ。

自分が大切な人に、どのようにして愛を与えるのかを知るということ。

それはすなわち、

目の前の人が、自分をどう喜ばせようとしているかを理解するということ。

大切な人が、自分にどのような愛を与えてくれているのかを知るということ。

それは、美しい円環を描く。

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緑色の上を滑りながら大きくなる、丸い宝石のように。