大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

執筆環境についての試行錯誤。

おかげさまでご依頼頂いた短編も、15,000字を超えた。

全体の構想のだいたい3割~4割の間くらいだろうか。

いままで2年以上、ここで毎日書いてきたが、毎日違う内容について書いてきた。

ご依頼頂いた文章も、構想を練る時間は別として、文字にアウトプットするときは1日で終わらせてきた。

同じテーマや内容を、日付をまたいで続けて書いて積み重ねていくというのは、初めての経験だ。

なにぶん初めてのことなので、どういう方法がいいのか、いろいろと試行錯誤しながらやっている。

書く時間帯はいつがいいのか、

書く媒体は何がいいのか、パソコンなのかスマホなのか、

入力装置はキーボードがいいのか、音声がいいのか…などなど。

今のところ、

「夜に、パソコンとキーボードを使って書く」

といういたって普通の方法に落ち着いてる。

今後のために、私にとって必要な環境の条件を考えてみたら、この三つのようだった。

1.一人になれる環境。

2.終わりの時間を気にしない環境。

3.大きな画面で全体を見ることができる環境。

1は誰でもそうかもしれないが、話し掛けられない環境でないと書けない。

いまはほぼ自宅で音楽なども流さずに書いているが、これがカフェやバーなどの「心地のよいノイズ」が入る環境だとどうかと言われると、難しいように感じる。

一度、ホテルの15階の素晴らしい景色のカフェでブログを書いたことがあったが、あまり進まなかった。

むしろ、漫画喫茶の薄暗い個室のパソコンで書いたときの方が、進んだ気がする。

これも慣れなのだろうか。

「一人になれる環境」ということは誰でも書くときに必要なのだろうが、「話しかけられない程度の一人で、話し声や音楽などがある状態での一人」と「独りぼっちといえるような状態の一人」と、人によって程度の違いがあるように思う。

どうも私は後者のような気がする。

2は、やはり時間を気にするとどうしても気が散ってしまう。

そうなると、やはり後のスケジュールが決まっている朝などは難しい。

「この時間までに、ブログを1記事書く」という制約を設けると生産性が上がるという方も見かけるが、そのように分量を決めて、時間的な制約をつけた方がいいのだろうか。

今のところ、好きに書いているとすぐに夜更かししてしまい、翌日眠くなってしまうので、そこも今後の課題のように思う。

3については、どうも私は書きながら文章全体のバランスを見て、同時に校正をかける癖があるようだ。

「てにをは」や誤字・脱字といった基本的なものや、画面の黒さ、文字のリズム、漢字と平仮名のバランス、センテンスの長さ、リズム…などなど。

お世話になっている記事の寄稿先で、校正を入れて頂いている方からは「おおさきさんの寄稿記事は、いつも校正要らないですよね」とお褒めを頂いたこともあったが、そういった「てにをは」や誤字・脱字といった基本的な校正から、画面の黒さ(=漢字とひらがなのバランス)、文章のリズム、センテンスの長さ…などまで。

それは私が遅筆な原因でもあるのだが、そういう書き方なのだから仕方ない。

そうなると、スマホの画面よりは、ある程度の大きさのあるパソコンの画面の方が都合がいいようだ。

そして、キーボードに入力するくらいの速度の方が、同時に校正しやすいようだ。

音声入力の方が圧倒的に速いのだが、以前に一度試してあまり書けなかったので、それ以来使っていない。

これも慣れなのだろうか。

あと一つ、大事なことを忘れていた。

4.甘いものがある環境

やはり、これも重要な環境である。

煮詰まったとき、ほっとしたとき、甘いものは力と活力を与えてくれる。

ただ、どうしても真夜中になってしまうので、ほどほどにしておかないといけない。

それもまた、今後の試行錯誤の課題だろう。

こういうのは、やはり「実際にやりながら試行錯誤する」というのがいいのだろう。

やる前に「いい環境」について考えてみても、実際に自分に合うかどうかは、やってみない分からない。

引き続き、「私にとって」ベストな環境を探していきたい。