大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

手で触れることの力。

手で触れる、ということには特別な意味があるように思う。

治療行為が「手当て」という言葉であるように、古来から人は自らの手の持つ力を認識してきたのだろう。

頭が痛かったり、肩が凝ったり、目が疲れたり…そんなとき、無意識的にその患部に手を当てている自分に気づく。

やはり、「手当て」とは誰にでも備わっているヒーリング能力なのだろう。

そして、それは愛を伝える手段でもある。

手を触れたくなるものは、やはり心で触れたくなるものなのだ。

言葉よりも雄弁に、その手は語る。

赤子がところかまわず何でも触りたがるのは、彼らが曇りなき愛の世界に住んでいるからなのだろう。

朝起きてから、夜目を閉じるまで、実にたくさんのものを触れる。

その一つ一つに、そんな赤子のような愛の意識を向けてみよう。

もしかしたら、こんな表情をして喜んでくれるかもしれない。

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…と、そんなことをゴロゴロなでなでしながら思いました。もふもふは最強。