春、立てる日に。
紫と黄色に目が留まる。
アヤメのように見えるが、少し早いような気もした。
調べてみると、やはりアヤメの一種のようで、11月から3月までの寒い時期に咲く「カンザキアヤメ」のようだった。
寒咲菖蒲、または寒咲文目。
「カンアヤメ」とも呼ばれ、英名はそのまま"Winter Iris"。
花言葉は、「信じる者の幸せ」、「思慮深い」、「良き便り」、「勇気」、「軽快」だそうだ。
どれも、春、立てる日にはふさわしい言葉。
新しい春の始まりに、ふさわしい花のように思う。
いつもそうなのだが、草木や花の名前を知ると、世界をまた愛でることができるように思う。
立春というと、どうしても梅の花を思い浮かべてしまうけれど。
「春は、黄色から始まる」という言葉が好きで。
その黄色を観ることができた春の始まり。
さて、どんな春になるのだろうか。