大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。それでも、愛することを諦めきれないあなたへ。

蟄虫啓戸、すごもりむしとをひらく。

今日は啓蟄。 

七十二侯では蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)、土の中で冬眠していた虫や蛇、蛙、とかげなどの生きものたちが、這い出して来る時候。

早春の光を浴びて温まった土から顔を出した生きものたちは、久しぶりの風を浴びて春の訪れを告げてくれる。

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ほんとうに、ここのところ陽の力がどんどん強くなっていくようだ。

これまでと同じ服装で少し歩くと、汗ばむくらいの陽気。

それでも、頬を撫でる風は冷たく。

移り変わりの時期。 

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木々の緑も、少しずつ少しずつ色が鮮明になってきているようだ。

冬のモノクロの世界から、カラーの世界へ。

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近所の公園にも、多くの子ども連れが。

陽気に誘われたのか、学校が休校になって遊びにきたのか。

私も、その両方なのだが。

思いがけぬ形でめぐってきた、子どもとふれあう時間。

ゆっくりと味わいたいと思いながら。

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晴天に映える紅梅。

あちこちで咲く花たちが、目に留まるようになってきた。 

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咲き始めた雪柳。

春の陽気に誘われて、白と黄色の小さな花が咲き始め。

この雪柳が散るときが、また美しくて好きだ。

麗らかな春の風に舞う、小さな白い吹雪。

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白木蓮も、開花間近。

調べてみると、開花の時期に葉をつけないという珍しい性質を持つとのこと。

咲いても花びらは完全に開き切らないのが、奥ゆかしい。

花が咲いているのは2、3日程度のわずかな時間だそうで、そこに立ち会えることを喜ぶ。

すごもりむしとをひらく。

虫も、とかげも、カエルも、巣穴から這い出てくる陽気。

久しぶりに見る春の光と、まだ少し冷たさの残る風を浴びて、生きものたちは大きく伸びをするのだろう。

その視線の先には、咲き始めた色とりどりの花たちが。

世相は暗く、ままならぬことはあれど、季節はめぐっていく。

巣ごもりしたくなるときは、花を愛でに行くのもいいのかもしれない。