大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

断酒日記 【552日目】 ~時間を重ねるという奇跡。

さて、断酒して552日目である。

相変わらず淡々と断酒は続いており、特段記すこともない。

先日、仲間たちとオンラインで話をしていた際に、「どういうときに飲みたくなるか」という話題があった。

居酒屋の雰囲気に飲みたくなるという声もあったが、どちらかというと私はそういった場の雰囲気よりも、自分の精神状態によって飲みたくなるような気がする。

実際に、断酒してからも馴染みの居酒屋に一人で行ったり、あるいは気の置けない仲間との会食もあるが、そこまで飲みたいと感じたことはなかったように思う。

もともと私が以前に飲酒していた際は、「陶酔感やつながりを感じるために」飲んでいたように、「一仕事終わった」、「何かの区切りがついた」というようなことを感じるときに、飲みたくなる気がする。

そこで手に取るのは、必ずしも美味しい上等なお酒ではないのではないかと思う。

とはいえ、最近はあまり飲みたいとも思わないので、淡々と断酒が続いてくと思われるのだが。

さて、この断酒してからの日数というのは、CASIO(カシオ計算株式会社)さんの提供されている、こちらのサイトを参考にさせて頂いている。

keisan.casio.jp

開始日と終了日を入力するだけで、日数、週数、月数などを一瞬で算出してくれる。

和暦・西暦の両方に対応し、ちょうど今年が該当する閏年などの面倒な計算も、自動でしてくれるという優れモノのサービス。

CASIOさん、いつもありがとうございます。

今日のブログを書くために、このサイトを開いたのだが、ふと自分が生まれてからの日数を知りたくなった。

誕生日と今日の日付を、ぽちぽちと入力する。

「計算」のアイコンをクリックすると、一瞬でその日数が計算され、表示される。

日数、14,514日。

改めて見ると、すごい数字だ。

晴れの日もあっただろう。雨の日もあっただろう。

笑った日もあっただろう。泣いた日もあっただろう。

出会いの日もあっただろう。別れの日もあっただろう。

無性に、その積み重ねられてきた数字が、愛おしく見える。

最後にその日を迎えるまで、数字は積み重ねられていく。

考えてみれば、いまここにいること自体が、とんでもない僥倖の上に成り立っているのかもしれない。

もし、そうだとしたら。

時間を重ねるというのは、奇跡のようなものだとも思う。

今日もまた、その奇跡のような一日が重なっていく。