時に立春。
あるいは黄鶯睍睆、うぐいすなく。
初音とよばれる、春の声を聞けるころ。
暖かい日が続いたかと思えば、大寒のころを思わせる冷たい風が吹き。
それでも、三寒四温のことばの通り、春はゆっくりとしながらも、歩みを止めない。
うぐいすの声。
山菜の苦み。
空の香り。
風や空気の肌触り。
五感で春の訪いを感じることが増えてきた。
やはり、春の訪れは嬉しいものだ。
今日は、淡い色の春を見つけた。
いつか見た色のような、それでいて、ここにしかいないような。
うすべに色の、ちいさな、春。