大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

ストレッチ日記 ~開脚の際、力を入れる方向について

ゆるーく続けているストレッチ。

ここのところ、ぐっと気温が下がってきたことで、ストレッチをする時間が億劫になってきて、ほんの少しだけサボる気配が出てきました。

昨年の夏から続けて、1年と少し。

いい習慣だと実感することが多々あり、このまま続けていきたいと思うのですが、寒さに弱い私にとっては、冬は鬼門のようです。

やはり寒いと身体も縮こまって、それを伸ばそうとするとかなりのエネルギーを使う陽ですので、部屋を暖かくするなりして、続けられる環境をつくりたいと思います。

そんな中ですが、一つ気付いたことがありましたので、備忘録的に書いておきたいと思います。

私が行っているストレッチの中に、股関節をほぐすものがあるのですが、その最後に「立った状態から1分間開脚する」というメニューがあります。

私の行っているメニューの中で、これが一番ハードでして、いつも苦悶の表情を浮かべながらやっているのです。

立っている状態から、普通に開脚しようとすると、意識は上から下へ力を加えるようになります。

そのまま両足を広げていく感じですね。

けれど、この力の入れ方をすると、腰の外側が痛くなります。

私は、この痛みが身体が硬いからだと思っていましたが、どうもそれだけではないようなのです。

人体の構造的に、水平に足は開かないのではないかと感じるのです。

では、ベターっと開脚できている人は、どうしているのか。

どうも、動画などを見ていると、お尻を上げるようなイメージの動きをしているように見えるのです。

上から下へ力を加えるのではなく、(お尻、あるいは骨盤の部分を)下から上へ持ち上げるようにしている。

試しに私もその意識で開脚してみると、あら不思議、これまでよりも開脚できるではありませんか!

もちろん、開脚した分の痛さはあるのですが、それでも「あぁ、開脚できる人の腰の動きは、こんな感じだ」と、自分でも妙に納得したのです。

41年以上も、自分の身体とお付き合いしていながら、まだまだ知らないことがたくさんあるとは、本当に人の身体というのは不思議なものです。

この力の入れ方の動きが、ずーっと今まで気づかなかったのか、それともある程度、ストレッチを続けて身体がほぐれたことで、その動きができるようになったのか。

どちらなのかは、よく分かりません。

多分に、前者の可能性はあると思いますし、インストラクターの方についていただいていたら、もっと早く気づいていたのかもしれません。

開脚することが目的ならば、その方が近道なのかもしれません。

けれど、私にとっては、開脚自体が目的ではなく、日々自分の身体をメンテナンスしながら、対話することが楽しいようです。

力の入れ方ひとつで、まったく違った世界が見える。

あらためて、人の身体のおもしろさに惹かれるとともに、それは人の身体に限った話ではないようにも感じました。

押してもダメなら…ということなのかもしれません。

なにはともあれ、ずいぶんと寒くなってきましたが、サボらずストレッチを続けていきたいと思うのでした。