ゆるーく続けているストレッチ。
ここのところ、ぐっと気温が下がってきたことで、ストレッチをする時間が億劫になってきて、ほんの少しだけサボる気配が出てきました。
昨年の夏から続けて、1年と少し。
いい習慣だと実感することが多々あり、このまま続けていきたいと思うのですが、寒さに弱い私にとっては、冬は鬼門のようです。
やはり寒いと身体も縮こまって、それを伸ばそうとするとかなりのエネルギーを使う陽ですので、部屋を暖かくするなりして、続けられる環境をつくりたいと思います。
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そんな中ですが、一つ気付いたことがありましたので、備忘録的に書いておきたいと思います。
私が行っているストレッチの中に、股関節をほぐすものがあるのですが、その最後に「立った状態から1分間開脚する」というメニューがあります。
私の行っているメニューの中で、これが一番ハードでして、いつも苦悶の表情を浮かべながらやっているのです。
立っている状態から、普通に開脚しようとすると、意識は上から下へ力を加えるようになります。
そのまま両足を広げていく感じですね。
けれど、この力の入れ方をすると、腰の外側が痛くなります。
私は、この痛みが身体が硬いからだと思っていましたが、どうもそれだけではないようなのです。
人体の構造的に、水平に足は開かないのではないかと感じるのです。
では、ベターっと開脚できている人は、どうしているのか。
どうも、動画などを見ていると、お尻を上げるようなイメージの動きをしているように見えるのです。
上から下へ力を加えるのではなく、(お尻、あるいは骨盤の部分を)下から上へ持ち上げるようにしている。
試しに私もその意識で開脚してみると、あら不思議、これまでよりも開脚できるではありませんか!
もちろん、開脚した分の痛さはあるのですが、それでも「あぁ、開脚できる人の腰の動きは、こんな感じだ」と、自分でも妙に納得したのです。
41年以上も、自分の身体とお付き合いしていながら、まだまだ知らないことがたくさんあるとは、本当に人の身体というのは不思議なものです。
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この力の入れ方の動きが、ずーっと今まで気づかなかったのか、それともある程度、ストレッチを続けて身体がほぐれたことで、その動きができるようになったのか。
どちらなのかは、よく分かりません。
多分に、前者の可能性はあると思いますし、インストラクターの方についていただいていたら、もっと早く気づいていたのかもしれません。
開脚することが目的ならば、その方が近道なのかもしれません。
けれど、私にとっては、開脚自体が目的ではなく、日々自分の身体をメンテナンスしながら、対話することが楽しいようです。
力の入れ方ひとつで、まったく違った世界が見える。
あらためて、人の身体のおもしろさに惹かれるとともに、それは人の身体に限った話ではないようにも感じました。
押してもダメなら…ということなのかもしれません。
なにはともあれ、ずいぶんと寒くなってきましたが、サボらずストレッチを続けていきたいと思うのでした。