今日はなんということもない、エッセイです。
先日、温泉に行ってきました。こちらの日帰り入浴温泉です。
以前に伺ったことはあったのですが、久しぶりに訪れることができました。
愛知県で唯一、100%源泉かけ流しの温泉とのことで、たくさんの入浴客でにぎわっていました。
いやぁ、やはりいいですね、温泉は笑
ゆっくり湯船に浸かって、帰り道は身体が緩んでぽかぽかでした。
がんばること、ゆるむこと。
その繰り返しですよね。
どちらかだけに偏っても、よろしくないのでしょう。
帰り道、車窓から見える冬枯れした田んぼの景色を見ていると、郷愁に駆られました。
私の生まれは、この温泉からもう少し離れたところにあるのですが、それでも同じ愛知県の西側というか、近しい感じがしたんですよね。
稲刈りが終わって、枯れた色の田んぼが広がっていて、たまにぽつりぽつりとマンションがあって。
それは、どこにでもあるような風景なんですけれど、郷愁を誘う、どこにもない風景でした。
緩むことができたのも、もちろん温泉の力なんですが、それ以上に、故郷の水が合うというか、そういう感覚なのかもしれません。
いや、源泉かけ流しですし、ものすごくいい温泉なんです。
けれど、それ以上になんというか、こう、ごまかせない感じというか、そういった感覚があるんですよね。
それは、いいも悪いも含めて、です。
「気に入っていようが、いまいが、それが自分のアイデンティティの一部である」
といったような感覚でしょうか。
故郷には、いい思い出もあれば、苦い記憶もあります。
もちろんそれは、誰でもそうなのでしょうけれども。
そういったものも含めて、それも自分の一部というのが、故郷というものなのでしょうか。
ただ、温泉で緩んだ帰り道、そのいいも悪いも、なんだかそれでいいのかな、という感覚になったんですよね。
そう思えると、不思議と安心感が出てくるものです。
故郷に対して、そういった感じになるのは、初めてのことだったかもしれません。
温泉で、緩んだおかげでしょうか。
やはり、温泉はいいですね。
何もしていないと、どうしても身体も心も固くなるものです。
意識して、通ってみたいと思います。
