立春を迎えたのに、大寒波がやってきたようです。
そんな寒い如月のはじめに、熱田さんを参拝することができました。
先月の睦月は、初詣の混雑で参拝を断念してしまったので、2025年に入ってはじめての参拝になりました。
立春という節目も過ぎて、落ち着いたあたりで訪れるのも、いいのでしょう。
寒波が来ていて、この日は最低気温氷点下の寒さ。
北国や山岳地帯にお住いの方からすると何のことはないかもしれませんが、名古屋市民からすると、0℃を下回ると「お、今日は寒いな」という感じがします。
気温もさることながら、やはり風ですよね。
風速1mで体感温度が1℃下がると聞いたことがありますが、まあまあ強い風が吹いており、実に冬らしい凛とした寒さの日でした。
参拝客はそれほど多くなく、静かな時間が流れていました。
それにしても、都会の喧騒の中で、このような空間があることが、いつも不思議に思うのです。
上知我麻神社。
雨の後の水たまりが、またいい感じでした。
今年もたくさんの方が訪れた初えびすの看板も、まだ飾られていました。
咲いているかな?と思った太郎庵椿は、もういくつも花が咲いていました。
曇天の下の桃色が、実に美しく。
なんとなくですが、このやわらかな色が見られると、春の訪れを感じるのです。
椿に限らず、春の花はやさしい色をしていますよね。
もうすく咲くよ、の図。
実に美しく、実に生命力に満ちていて。
見上げながら、ため息をつくほどでした。
椿を愛でるのもほどほどに、本殿へと。
春節だからでしょうか、中国の方と思わしき観光客が、二組ほどいらっしゃっていました。
本殿に参拝し、こころの小径も歩いてきました。
寒いのは億劫ですが、それでもこの寒さの中歩いていると、背筋が伸びるようです。
そして、寒さの中で愛でる椿の色というのも、実に美しいものです。
帰り道、駐車場に戻るころには、雲が流れて晴れ間が見えてきました。
今日ここに来られたことに感謝しつつ、また次に参拝する日を楽しみに。
立春の熱田さんを後にしました。