自分にとって大きな問題ほど、長期化しますし、それで疲れてしまったりもします。
そうしたときの処方箋を、ご紹介します。
1.問題が解決しなかったらいいのに!
昨日の記事では、問題が解決しなかったらいいのに、というテーマでお伝えしました。
「問題が解決しなかったらいいのに!」と思える瞬間。 - 大嵜直人のブログ
私たちが生きていく中で出会う問題。
人間関係の問題から、お金や仕事の問題、パートナーシップの問題など、さまざまな問題に私たちは出会います。
こうした問題は、それが大きければ大きいほど、なかなか解決しなかったりします。
そうすると、どうしても疲弊してきますし、自分が悲劇のヒロインになったかのように感じたりもします。
こうなると、どうしても受け身になりますし、主体性が失われて、しんどさが増すばかりになります。
ですから、問題と向き合うときは、それが大きければ大きいほど、「それを楽しみながら解決する」という視点が大切になるのでしょう。
「問題を楽しむって?」と思われるかもしれませんが、「どうやったら、この問題は解けるのだろう?」というクイズを楽しむような感覚、といったら分かりやすいでしょうか。
こうした感覚を得られると、問題と向き合うプロセスが楽しめるようになりますし、そのプロセスでは「このまま問題が解決しなかったらいいのに!」とすら、思うこともあるかもしれません。
そうなったら、もう問題は問題ではなくなりますよね。
昨日の記事では、そんなテーマをお伝えしました。
2.「対策チーム」を組んでみる
今日は、こうした問題が長期化したときについて、少し考えてみたいと思います。
もちろん、先ほどお書きしたように、プロセスを楽しめるようになれば、それはベストなのでしょうけれども、なかなかそこまで至らないこともあります。
そうしたときに、その問題を解決するための「対策チーム」を意識してみるといいかもしれません。
映画とかで出てくるような、「〇〇対策本部」みたいな感じでしょうか笑
でも、これって、結構効くんですよね。
「チーム」ですから、いろんな役割の人が必要になります。
問題の解決策を一緒に考えてくれるコンサルタント。
疲れたときに、ゆっくりコーヒーが飲めるカフェ、おつかれさまのビールを出してくれる居酒屋。
後ろ向きになった時に、それを否定せず聞いてくれる友達。
こんがらがった状況を、話しながら整理させてくれるカウンセラー。
何も言わなくても、ただ応援してくれる人。
この問題が解決したときには、祝杯を一緒に挙げてくれる人。
いろんな役割の人が、チームには要りますよね。
サッカーのチームでも、点を取る人、ボールを運ぶ人、身体を張る人、いろんな役割の人がいて、チームが成り立つのと、同じですよね。
「この問題を考えるとき、自分にとってのチームは…」と、考えてみることは、問題が長期化したときに、非常に重要な視点です。
もしかしたら、「そんなの、いない…」と思われることも、あるかもしれません。
それはそれで、いいんです。
まずは、そのチームを組むための味方って、どこにいるんだろう?と探すことを、始められるわけですから。
それだけでも、すごい変化です。
3.問題と出会う前の自分と、変わったこと探す
この変化、というのが問題と長い時間向き合っていく中で、重要なカギになります。
どうしても、問題との付き合いが長くなると、倦んできますし、解決しないことに辟易としてしまったり、もう無理だと諦めが出てきてしまったりします。
そうしたときに、この変化の視点を持つことが、とても大切なことです。
この問題に出くわす前の、自分。
問題と出会った後の、いまの自分。
そこには、何がしかの変化や成長が、あるはずなんですよね。
「ない」とは、言わないでくださいね笑
こういうのは、「ある前提で探してみる」というのが、コツです。
周りの人の優しさを知ることができた。
苦しい中でも、自分で解決しようともがいてきた。
いままで見えていなかった、相手の痛みが少し見えるようになった。
…などなど、ほんの少しでもいいんです。
その変化だけでも、すごいことだと思いませんか?
その変化した自分を認めてあげることが、また明日から問題と向き合って、解決していくための活力になるのです。

今日は、問題と向き合うのに疲れた時の処方箋、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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