大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

小満、すべてが満ち足りていくころに。

時候は「小満」に入りました。

あらゆる生命が天地に満ち始めるころとされ、日ごとに上昇する気温、そして力強さを増していく日差しによって、万物がすくすくと成長していきます。

新緑の緑は、どんどんその緑色を濃くしていく時期でもありますね。

つい先日、暦の上では夏に入ったと言っていたのに、もう身体に感じる温度は夏のような暑さになっているようです。

なんだか、今年も暑くなるのが早いですね…

いまから真夏の気温が思いやれます…

七十二候では、「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」。

その読み方の通り、蚕が桑をたくさん食べて成長するころとされます。

そういえば、先日息子が地理の勉強をしているときに、地図記号が出てきたんですよね。

「工場や警察署はわかるけど、桑畑なんて全然見ないぞ」と言っておりました。

確かに、それはそうだな…となってしまったのですが、桑畑もなかなか見なくなりましたよね。

蚕を飼って、蚕糸業を営む家が多かった時代の、名残でしょうか。

時代は移り変わりますね。

 

それはともかくとして、天地万物が満ち満ちるころです。

夜空に浮かぶ月も、満月になる前の満ちていく姿を見ていると、満ち足りた心持ちになるものです。

もちろん、それも満月を過ぎれば欠けていくのですが。

欠けていくからこそ、満ちていく姿に勇気をもらえるのでしょうか。

満ちては欠け、欠けては満ち。

その終わりなき繰り返しの中に、私たちは生きるようです。

何はともあれ、すべてが満ち、生命力にあふれるころになりました。

気温もぐんぐんと上がっていきますが、その満ち足りていくさまを、味わい尽くしたいものです。

どうぞ、ご自愛くださいませ。