「いい人」をやめるためには、判断を手放していく必要があります。
そしてそのためには、どんな自分も受け入れ、許していくことが大切になります。
1.ずっと「いい人」でいるのは苦しい
先日は、ずっと「いい人」でいるのは苦しい、というテーマでお伝えしました。
私たちは、身の回りに起こるできごとや、周りの人の言動、あるいは自分自身の行動について、「いい」「悪い」の判断を入れようとします。
時間に正確になのは、いいこと。
嘘をつかず相手に誠実に接するのは、いいこと。
その逆は、悪いこと。
こうした「いい・悪い」の判断の根拠になるのは、私たちの観念であり、それをつくっているのは過去の痛みです。
それをしてしまったことで、怒られてしまった。
それをしなかったことで、誰かを悲しませてしまった。
そうした経験があると、同じようなことにならないように、「いいこと」を選ばないといけない、という心理が働きます。
もちろん、それは自分の心を守るための防衛手段でもあるのですが、常に「いいこと」を選び続けるのは、疲れますよね。
ずっと仕事モードの「オン」の状態でいるようなもので、しんどいものです。
こうした判断をゆるめるためには、過去の痛みと向き合い、それを癒していくことが大切なことになる、というのが昨日のお話でした。
2.悪いことをしよう、というわけではない
さて、この判断がゆるむことのイメージを、今日はもう少し詳しくお伝えしてみたいと思います。
「いい人」でずっといないといけないのは、しんどい。
だから、「悪い人になりましょう!」というわけでは、ないんですよね。
ずっと「いい人」で居続けないといけないことが、しんどくなる原因の一つです。
どんな判断、選択をするにせよ、「これしかダメ」となると、しんどいんですよね。
私たちの心は、白か黒かではっきり色分けできるほど、単純なものではありません。
「いい人」の自分もいれば、「悪いヤツ」の自分もいますし、いろんな自分がいるものです。
それは、日によっても違ったりもするのでしょう。
それを「いい人でいないといけない」と縛ってしまうと、苦しくなります。
ただ、「そんな自分もいる」と受け入れることができると、少し楽になるんですよね。
決して、「悪いことをしよう!」「遅刻しよう!」というわけではありません。
そうしてしまうこともあるし、それが人間だよね。
自分に対して、そう思うことができると、心のありようはずいぶんと変わります。
3.自分を許す
結局のところ、自分を許す、ということに尽きるのでしょう。
いい自分だけを認めるのではなく、どんな自分も受け入れ、許していくこと。
「いい人」をやめるというのは、自分を許すことと同じことなのでしょう。
この自分はOK、こういう自分はNG、といったように、条件付けをして自分を受け入れる、愛するのではなく、どんな自分も受け入れていくこと。
もちろん、それは簡単なことではありません。
ものすごく、抵抗が出てくることでもあるのでしょう。
受け入れ難い姿の自分を見ることも、あるかもしれません。
けれども、そうした自分を受け入れ、許していくこと。
それができた分だけ、私たちは判断を手放していくことができるのです。

今日は、どんな自分でも受け入れる、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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