大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

心地よい季節は、短くなれど。

私の住んでいる名古屋では、まだ30度を超える日が続いています。

皆さまのお住まいの地域では、いかがでしょうか。

もう9月も終わりというのに、30度以上というのは、やはり季節の移ろいというのが、ちょっと違うものになってきている気がします。

なんというか、5月にはもう「夏」の暑さを感じたように覚えていますので、一年の半分くらいは「夏」の気温になってしまったのでしょうか。

先日、知人と話していたら、「もう名古屋は熱帯気候になってきてますよね」という言葉が出ましたが、まさにそうなのかもしれません。

ザッと短時間に強く降る、熱帯を思わせる降り方の雨が増えた気がします。

今年だけが異常で、また戻るのか。

それとも、この変化がしばらく続くのか。

どうなるのでしょうね。

それにしても、私は夏という季節が好きなのですが、こうも暑い時期が続くと、「いや、それは夏じゃない」と拗ねたくもなります。

なんだか、風情がないというか、だらだらとし過ぎているというか…

人の心は、勝手なものですね笑

 

とはいえ、時候は「秋分」の真ん中ごろ。

七十二候では、「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」。

春の「啓蟄」と対をなす時候で、外で活動していた虫たちが冬ごもりを始めるころとされます。

もしくは、幼虫やサナギになって、寒い冬を越す準備を始めるころ。

しかし、この暑さで全くそんな気配はなく、まだまだよく虫を見かけます。

というか、最近カメムシをよくお見かけするのですが、今年は当たり年なんですかね…?

できるだけ、ご遠慮願いたいのですが笑

 

不思議なのは、これだけ夏が暑くても、冬の寒さはまた別で訪れるんですよね。

春と秋の、気持ちがいい気候の時期が、ほんとに短くなってきている気がします。

25度くらいの気温が、人間にとって一番過ごしやすく、心地がいい気温だそうですが、そうした気温の時期は、初夏と秋が深まる前の、ほんのわずかな時期だけになっているような気がします。

それはそれで寂しいのですが、それでも。

だからこそ、そんな心地のよい時期を、目いっぱい愛でられたらいいな、と思うのです。

少なくなったことを嘆くのか。

それとも、あることに喜びを感じるのか。

それは、自分が選ぶことのできるものなのでしょうから。

暑さは続きますが、それでも、少しずつ少しずつ、秋は近づいているようです。

その秋の訪いを、喜びとともに愛でていければと思うのです。

あなたのお住まいの地域は、秋がやってきているのでしょうか。

暑さの疲れが出ませんよう。

どうぞ、ご自愛くださいませ。