今日は「冬至」ですね。
スーパーには、カボチャや柚子が並ぶころですよね。
一年のなかで最も昼間が長く、夜が長いころ。
逆に、この日を境に日が長くなっていくことから、再生や復活のシンボルとして世界各地で大切にされてきた日でもあります。
ピラミッドやストーンヘンジにも、この日の日の出の角度を意識した設計がされていますよね。
子どものころ、「ピラミッドのひみつ」みたな本を読んでいて、古代の人はネットも何もないのに、正確に冬至の日の日が昇る方角や角度を知っていたことに、驚いた気がします。
それくらい、太陽のめぐりというのは神聖で、大切にされてきたのでしょうね。
身近なところだと、この冬至のころ、伊勢神宮の宇治橋の鳥居の正面から日の出が見られます。
数年前に、冬至の前日に観に行ったことがありましたが、実に美しく、神々しい光景でした。
七十二候では、「乃東生(なつかれくさしょうず)」。
「なつかれくさ」とはウツボグサを指し、この時期に咲くめずらしい花です。
逆に夏になると枯れてしまうことから、「なつかれくさ」。
他の草花が枯れていくところで咲く、めずらしい花。
なんだか冬至のころらしい、時候の名ですよね。
さて、「冬至」は昼間の時間が一番短くなるのはそうなのですが、日の出、日の入りが早くなる・遅くなる時期は、ちょっとずれているんですよね。
こう書いていますが、お恥ずかしながら私は最近知りました笑
東京だと、日の入りが一番早いのは12月の上旬で、それ以降は少しずつ日の入りが遅くなっていきます。
一方、日の出が一番遅いのは、1月に入ってからなんですよね。
そこから、ようやく少しずつ日の出が早くなっていきます。
ただ、日が出ている全体として見ると、一番短いのが「冬至」ということのようです。
この、日の出と日の入りの時間のずれは、地球の地軸が傾いていることから起こるそうです。
私の朝の散歩も、まだまだ深夜徘徊の状態になりそうです笑
何かがしんどいときも、同じかもしれませんね。
「冬至」という転換点を過ぎても、まだ日の出が遅くなるように。
悪化しているように見えても、実はもう底は打っている。
そんなことは、多いのかもしれません。
そんなことを想う、2024年の冬至の日でした。
まだ寒さはこれから本番です。
カボチャを食べて、柚子湯に浸かって…冬至の今日も、どうぞ暖かくしてお過ごしくださいませ。
今日もありがとうございました。
冬至の日の朝。名残惜しそうに残っていた月が、ぼんやりとこちらを見ていました。