気の早い台風が過ぎ去った、水無月の初旬。
梅雨入りもそろそろかと思うころ、熱田神宮を参拝することができました。
台風が通り過ぎた後は、どこか澄んだ空気になります。
それは、秋という季節のせいもあるのかと思っていましたが、6月にきても同じようです。
台風が過ぎた後の空は、曇り空でしたが濁りのなさを感じさせるものでした。
あれだけの雨と風を運んでくるほどの、ものすごいエネルギーが、空気をかき混ぜ、そして通り過ぎていく。
その後に訪れるのは、静けさなのかもしれません。
この日は、例祭の準備で、参道は屋台が組まれている途中でした。
そういえば、去年も同じように、この例祭の時期に訪れたことを思い出します。
いつもの南門の駐車場は閉鎖中でしたので、東門の駐車場に車を停めました。
いつもと違うルートでの参道を歩いていると、鶏さんがお出迎えをしてくださいました。
コッコッコッと、朝から元気に歩いていらっしゃいました。

いつもとは逆向きに歩いて、上知我麻神社へ。
台風が過ぎて清々しい感じとはいえ、境内の空気は少し湿気を孕んでいました。
もうすぐ、梅雨入りの報が、聞こえてくるころでしょうか。

毎年のこととはいえ、湿気が高いのは何かと難儀です。
とはいえ、たくさん雨が降ってもらわないと、水不足なりになってしまうし、悩ましいものです。

参道には、多くの屋台を準備する方の姿が。
献灯も準備されていて、お祭りの雰囲気を醸し出していました。
故郷の夏祭りを思い出しながら、参道を歩いていました。
それにしても、参道を歩いている時間というのは、いいものです。
考えが浮かんでは消えていくのですが、それもまたいつもと違うようにも思います。
まあ、やっぱり歩くことが大切なんでしょうね、人にとっては。

いつもの正殿に参拝を。
この日は、いつもに比べて参拝客が少し多かったように思います。
例祭がはじまれば、多くの参拝客が訪れるのでしょう。
やはり、人が集まるというのは大事なことのように感じます。
コロナ禍を経て、歳を重ねるごとに、それは強く感じます。
熱田の神さまも、境内にたくさん人が訪れるのを、喜んでいらっしゃるのでしょうか。
静かな境内もいいですが、やはり人が集まってこその神社、という気がします。

帰り道、さきほどとは違う鶏さんが見送りしてくださいました。
2羽いっしょにいらっしゃるのは、めずらしいように思います。
もうすぐ梅雨入りしますから、お互いに身体には気をつけていきましょう。
心の中でそんな会話を交わしながら、参道を後にしました。
次にまた訪れるときには、梅雨入りの真っただ中のころでしょうか。
その日を楽しみに、元気に過ごしたいと思います。