大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

咲いては散り、散りては咲き。

3月に入りました。

2月の下旬からずいぶんと暖かい日が続いていますが、もう3月と聞くと、それもそうかな、と思ったりもします。

もうすぐ「啓蟄」、土の中で眠っていた生き物たちも、春の陽気に誘われて地上に出てくるころですよね。

花粉も舞いはじめたようで、もう私の鼻も敏感に反応しております…

はい、数年前から花粉症の仲間入りしました笑

それにしても季節の移ろいは早いもので、近所に咲いている梅の花も、少しずつ散り始めていました。

春の訪れと、その喜びをもたらしてくれた梅の花も、散りゆく姿を見ると、どうも感傷的になってしまいます。

あれほど待ちわびた梅の花もまた、散ってゆく。

毎年繰り返される摂理ではありますが、それでも毎年、感傷的になるものです。

咲いては散り、散りては咲き。

待ちわびた喜びと、過ぎゆく寂しさと切なさと。

それを繰り返していくのが、生きていくこと。

輪廻、という言葉がありますが、私たちの生そのものもまた、同じようです。

一つの花が咲き、散る。

また新たな花が咲き、散る。

その螺旋を外から見れば、喜びも悲しみも、見え方の違いだけなのかもしれません。

 

もうすぐすると、桜が咲く時期にもなります。

あふれだす生命力と、その枯れ方。

春は、そのいずれもが感じられる、不安定で、それでいて不思議な時間が流れているようです。

その不安定のなかに身を任せるのも、春を愛でることなのでしょう。