大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

自分自身をどう扱っているかが、そのまま他人とのコミュニケーションに映し出される。

他人とのコミュニケーションは、自分が自分をどう扱っているかの投影です。

自分と仲直りし、受け入れ、愛することができると、必然的にそれが周りとの関係に映し出されるのです。

1.自分を整えることは、一人でしなくてもいい

昨日の記事では、自分を整えることは、一人でしなくてもいい、というテーマでお伝えしました。

自分を整えることは、一人でしなくてもいい。 - 大嵜直人のブログ

コミュニケーション、というテーマからのお話でした。

コミュニケーションにおいて、相手に「何を伝えるか」はとても大切ですが、それと同じくらい、いえ、時にはそれ以上に、自分が「どう在るか」もまた大切です。

自分自身の状態、それによって自分のふるまいや態度、表情や雰囲気が変わるものです。

そして、相手に伝わるのは、言葉で伝えている内容よりも、そちらの方が大きかったりもするからです。

「どう在るか」を整えるために、自分と向き合うことが必要になります。

相手とのコミュニケーションの前に、自分自身を整えることが大切なわけです。

自分を整えるとは、具体的には「感情を溜め込まない」「自分の本音と向き合う」「自分とつながる」「自分を受け入れる、許す、愛する」といったことが、具体的には挙げられるのでしょう。

ただ、これらのことは、自分に視点が向いてはいるものの、それを「一人でしなくてもいい」というのが、昨日のテーマでした。

身体のことを考えると、分かりやすいかもしれません。

身体の不調があっても、それを自己判断でなんとかしようとなくてもよくて、医師に診てもらったり、整体に行ってみたりしますよね。

不調まではいかなくても、自分の身体をメンテナンスしようとしたら、リラクゼーションなり、美容院なりを利用したりもしますが、それは自分一人ではできないですよね。

自分の内面を整えるために、カウンセリングなどを利用するのも、自分を整えることの一部になるのでしょう。

2.自分を整える、つながりをつくる

よりよいコミュニケーションのために、自分を整えるのは大切だけれども、それを一人でしなくてもいい。

自分を整えるにしても、自分を許すにしても、自分一人でしようとしても、なかなか難しいんですよね。

私自身も、そうでした。

自立して、一人でなんでもやってきた人ほど、この「自分を整える」ことにおいても、一人でやろうとしてしまう。

でも、自分だけでできることって、たかが知れているんですよね。

自分の知識や経験は限られているし、どうしても自分の持っている観念にとらわれてしまう。

自分だけで感情を処理しようとしても、なかなか難しかったりします。

そうしているうちに、「はて、自分を受け入れる、許すとは…???」と、わけがわからなくなってしまうこともあるのでしょう。

だから、他人が必要であり、またつながりが必要なんです。

私自身も、自分を受け入れる、許すプロセスのなかで、たくさんの人の力を借り、また多くの人の知恵に助けられてきました。

そのなかで、つながりを感じることも増えていったように思います。

3.他人とのコミュニケーションは、自分自身との関係の投影

究極のところ、他人とのコミュニケーションは自分自身との関係の投影です。

自分と仲直りして、自分と許し、愛することができると、周りの人ともそうなっていきます。

自分と取っているコミュニケーションが、そのまま他人とのコミュニケーションに映し出されるわけです。

それは言い換えると、「自分が自分をどう扱っているか?」が、「自分が周りからどう扱われるか」に関係している、ともいえるのでしょう。

自分が自分を愛することを、周りの世界に映し出します。

自分が自分から愛されていることを、周りの世界に投影するようになります。

だから、カウンセリングを受けたり、自分を整えることは、決して自分一人で完結することでもないのです。

コミュニケーションの問題を考えるときも、「まずは、自分」。

その視点を、忘れないようにしたいものです。

今日は、自分自身をどう扱っているかが、そのまま他人とのコミュニケーションに映し出される、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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