いろんな問題に取り組むときに、それを楽しめるかどうかは、一つのポイントになります。
楽しめないようであれば、楽しめるようになるまで待つ、自分をケアしてあげるというのも、重要な選択肢の一つなのでしょう。
1.プロセスを、楽しめているかどうか?
昨日の記事では、プロセスを楽しめているかどうか、というテーマでお伝えしました。
心理学に触れたりすると、自分と向き合ったり、自分の内面を掘り下げたり、そんなテーマが出てきます。
こうしたことは素晴らしいものであり、またそれによって受ける恩恵も大きなものがあります。
けれど、自分と向き合うというのにも、準備が要るよね、というのが昨日のテーマでした。
その基準になるのが、プロセスを楽しめているか、どうか。
自分の内面の、見たくない部分と向き合わないければならないときがあるのは、事実です。
溜めてしまった掃除を、「そろそろやるか…」と腰を上げるようなイメージでしょうか。
このとき、「イヤだなぁ」とか、「しんどいなぁ」とか、そういった意識でいると、疲れるし、時間がもったいないと感じてしまうし、いいことはあまりないですよね。
そこで自分に鞭打ってやってもいいんですが、その前に自分をケアしてみてからでも、いいじゃないか?というのが、昨日のテーマでした。
そのプロセスを、楽しめるようになるまで、自分をいわたる、ケアしてみる。
そこから、自分と向き合っても、遅いことはないですし、むしろその方が近道だったりすることもあるものです。
2.楽しめる状態になるまで、待つのもプロセス
自分と向き合うことも大切。
自分をいわたったり、ケアすることも大切。
どちらも大切で、どちかに偏り過ぎるのもよくないのかもしれませんが、それでも、やはり自分をケアすることの方が、重要というか、ベースになるのでしょう。
それまで自立でがんばってきた人ほど、「自分と向き合わなければ!」とか、焦ってしまいがちになるものです。
自分に厳しい人ほど、「楽しんでいてはいけない」と思ってしまいがちです。
でも、楽しんでできるならば、それに越したことはないですよね。
トム・ソーヤ少年のペンキ塗りのお話ではないですが、楽しんでやった方が、何ごとも効率がいいし、自分も周りも幸せになるものです。
もしも、いまそのプロセスを楽しめないのであれば、自分が楽しめる状態になるまで、待ってみるというのも、一つの方法なのでしょう。
「待つ」って、自立の人にとっては、とっても難しいし、じれったいし、苦しくてもやった方がいい!と思われるかもしれませんが…
待ちきれないと思うのであれば、「これを楽しめる自分って、どんな自分だろう」と、想像してみるのも、いいのでしょう。
3.自分を後回しにして、いいことなんて一つもない
結局、自分を後回しにして、いいことなんて一つもないんです。
自分と向き合うのも、シャドウに向き合うにしても、もっと生きやすくするためであり、自分らしく生きるためであり、自分の生をよりよくするためではないでしょうか。
それって、自分の生を楽しむことなのでしょう。
そうであれば、自分が辛い、苦しいと思うときは、まずは自分を休ませてあげる、ケアしてあげるのが、最優先にしてあげてほしいのです。
自分が楽しめる場所に、自分を置いてあげる。
自分がリラックスできる環境に、身を浸してみる。
自分の好きなことに、触れてみる。
そうしたことを積み重ねていくと、「よーし、今日は掃除しちゃうぞ!」となるのでしょうし、トム・ソーヤ少年のように「楽しいことあるけど、一緒にやらない?」と、仲間を誘うこともできるのでしょう。
自分を後回しにせず、まずは自分をケアしてあげること。
それは、何よりも大切なことです。

今日は、自分を後回しにして、いいことなんて一つもない、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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