大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

感情には、時間の概念がない。

感情には、時間の概念がないと言われます。

過去に抑圧してしまった感情は、時間が経ったとしても、癒していくことができるのです。

1.一つの感情だけを抑えることはできない

先日は、一つの感情だけを抑えることはできない、というテーマでお伝えしました。

ネガティブな感情だけを感じないようにすることは、できない。 - 大嵜直人のブログ

感情というのは、実に不思議なものです。

嬉しさ、愛おしさ、楽しさといったポジティブなものもあれば、悲しさや寂しさといったネガティブな感情もあります。

そして、それらの感情は一つ一つ独立しているのではなく、どこかつながりを持っています。

寂しさがあればこそ、親密感を感じられたときの喜びが大きいように。

悲しみを感じるからこそ、喜びを感じることができるように。

しかし、どうしても私たちは、ネガティブな感情を避けようとしてしまうものです。

まあ、誰だって進んで悲しさや寂しさ、みじめさを味わおうとは思わないですよね笑

けれども、こうしたネガティブな感情を抑圧していると、その反対にあるポジティブな感情も感じづらくなります。

一つだけの感情を抑えることは、できないんですよね。

ネガティブな感情もまた、自分自身の大切な感情の一部です。

悲しみや寂しさを、感じてあげること。

それは、自分を愛することの一部です。

先日の記事では、そんなテーマをお伝えしました。

2.感情には時間の概念がない

さて、こうした感情の不思議なところの一つに、時間の概念がない、という点があります。

今日は、少しこの点について触れてみたいと思います。

抑圧してしまった感情は、私たちの心の奥底に澱のように溜まります。

感じてもらえなかった寂しさ。

触れてもらえなかった悲しさ。

そういったものは、時間が経ってもなくなることはなく、ずっと心の奥底に残り続けます。

「ある」ものを隠しておこうとすると、とてもエネルギーを使いますよね。

たとえば、マフィアのボスに「おい、これをお前の家で預かっといてくれ」と、拳銃を渡されたりしたら。

「うわぁ、どこに隠しておこうか…」とか、めっちゃ考えるし、外出していても「見つからないかな…」と不安になりますよね。

感情を抑圧するのも同じ(?)で、ものすごくエネルギーを使うし、疲れるんです。

抑え込んでおくことに力を使ってしまうから、他のことに使えるエネルギーが少なくなってしまう。

それは、昨日のできごとであっても、何十年も前のことであっても、同じなんです。

感情には、時間の概念がありません。

3.癒しは、時間を超える

感情には、時間の概念がない。

何年も前のできごとで感じたことが、ずっと尾を引いて、いまの自分に悪い影響を及ぼしてしまうこともある。

けれども、それは捉えようによっては、救いでもあります。

すなわち、どれだけ時間が経ったとしても、私たちは抑圧した感情を感じていくことができます。

感情を感じることは、癒しの一部です。

それゆえ、癒しは時間を超えるともいえます。

たとえ傷つくようなことがあったとしても、私たちは時間をかけて、それを癒していくことができます。

それが子ども時代のこどであっても、学生時代のことであっても、昨日のことであっても。

癒しは、時間を超えるのです。

今日は、感情には、時間の概念がない、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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