大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

立夏、薫る風に癒しを感じながら。

5月、皐月(さつき)になりました。

皐月って、なんか語感がかっこいいですよね笑

「皐」の文字が、この5月の爽やかさと合っているように感じます。

「早月」とも書くようで、一説によると「早苗(さなえ)を植える季節」からきているとされるようです。

農家がいよいよ忙しくなる、田植えのシーズンでもありますね。

 

時候は「立夏」。

「夏、立てる」の文字通り、暦の上ではもう夏に入りました。

ここから夏至まで、ぐんぐんと昼の時間が長くなっていき、気温もどんどん上がっていきます。

七十二侯では、「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」。

文字通り、冬眠から目覚めたカエルの声が聞こえ始めるころですね。

私が小さいころ住んでいた実家の周りには田んぼが多かったので、アマガエルのゲコゲコ鳴く声や、もう少しするとウシガエルの「フゴー、フゴー」という野太い鳴き声が聞こえてくるものでした。

懐かしいですね。

 

それにしても、吹く風が心地よく、過ごしやすい時期になりました。

これ、不思議ですよね。

同じような気温帯であれば、秋も同じはずなんですが、この澄んだ空気だけは、この時期だけのもののように感じるのです。

「風薫る」とは、ほんとによく言ったものだな、と思います。

よく晴れたこの時期の風を浴びているだけで、癒される何かがあるように感じます。

なんか、ふわりと心が軽くなるような。

そんな感じすら受けます。

自然の力は、偉大ですよね。

それを感じられるのも、四季があるからでしょうか。

 

なんにせよ、この時期だけの癒し。

それを、楽しんでいきたいものです。

とはいえ、気温も上がってきますので、無理せずどうぞご自愛くださいませ。