5月、皐月(さつき)になりました。
皐月って、なんか語感がかっこいいですよね笑
「皐」の文字が、この5月の爽やかさと合っているように感じます。
「早月」とも書くようで、一説によると「早苗(さなえ)を植える季節」からきているとされるようです。
農家がいよいよ忙しくなる、田植えのシーズンでもありますね。
時候は「立夏」。
「夏、立てる」の文字通り、暦の上ではもう夏に入りました。
ここから夏至まで、ぐんぐんと昼の時間が長くなっていき、気温もどんどん上がっていきます。
七十二侯では、「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」。
文字通り、冬眠から目覚めたカエルの声が聞こえ始めるころですね。
私が小さいころ住んでいた実家の周りには田んぼが多かったので、アマガエルのゲコゲコ鳴く声や、もう少しするとウシガエルの「フゴー、フゴー」という野太い鳴き声が聞こえてくるものでした。
懐かしいですね。
それにしても、吹く風が心地よく、過ごしやすい時期になりました。
これ、不思議ですよね。
同じような気温帯であれば、秋も同じはずなんですが、この澄んだ空気だけは、この時期だけのもののように感じるのです。
「風薫る」とは、ほんとによく言ったものだな、と思います。
よく晴れたこの時期の風を浴びているだけで、癒される何かがあるように感じます。
なんか、ふわりと心が軽くなるような。
そんな感じすら受けます。
自然の力は、偉大ですよね。
それを感じられるのも、四季があるからでしょうか。
なんにせよ、この時期だけの癒し。
それを、楽しんでいきたいものです。
とはいえ、気温も上がってきますので、無理せずどうぞご自愛くださいませ。
