相手との関係性をよくしようと思うとき、想像力は大きな要素です。
目に見える言動ではなく、その裏側にある感情に目を向ける、ということができるかどうかです。
1.相手の置かれた状況や感情を想像すること
昨日は、相手の置かれた状況や感情を想像すること、というテーマでお伝えしました。
「こうかもしれない」という想像は、相手と自分をつなぐ架け橋になる。 - 大嵜直人のブログ
自分を責めることをやめる、というお話からの流れでした。
「してはいけない」と思っていることを、自分がしてしまうことがあります。
夜中の甘いものだったり、時間にルーズになってしまったり、人によっていろんなケースがありますよね。
そうしたとき、「ダメじゃないか!」と自分を責めるよりも、「なんでそれをしてしまったのだろう?」という見方をしてみることは、自分を受け入れやすくしてくれます。
そのときの自分の状況や、そのとき感じていた感情に、フォーカスしてみるわけですね。
そうすると、「まぁ、そんな状況だった、そうしてしまうのも仕方ないよなぁ」といったように、ある種の理解を示すことができてきます。
もちろん、それでしてしまったことがなくなるわけでもありませんし、それが正しいとなるわけでもありません。
ただ、「そうしちゃうこともあるよね、人間だもの」みたいに、自分を受け入れることができると、自分を責めることが減っていきます。
このように自分を受け入れることができると、その見方を周りの人にも投影していくことができます。
「なんで、この人はこんなこと言うんだろう!」という怒りを覚えていたものが、「この人がこんなことを言うのは、もしかしたら悲しかったのかもしれないな」といったように。
こうした想像ができると、周りの人との関係性によい影響を与えていくことができます。
ただ、それをするのにも、「まずは自分」なんですよね。
自分自身の感情に目を向け、そしてそれを受けれいていくこと。
それが、まずは大切なことです。
昨日の記事では、そんなテーマをお伝えしました。
2.目に見える言動ではなく、その裏側にある感情に目を向ける
こうした受容のプロセスは、端的に言えば「目に見えるその人の言動ではなく、その裏側にある感情に目を向ける」と表現できるでしょうか。
「なにやってんの!このバカ!!」って、字面だけ見るとひどい暴言に聞こえます。
けれど、たとえばそれが道路に飛び出そうとした子どもを叱る母親が言っていたとしたら、それを「あぁ、この人は本当に子どものことをバカだと思っているんだな…」ととらえる人はいないと思います。
子どもへの愛があるからこそ、そして子どもが危ない目に遭ってほしくないからこそ、言葉が強くなってしまったりもするのでしょう。
なかなかそう単純ではないかもしれませんが、そんな具合に、起きていることや、相手の言動ではなく、その裏側にある感情、そして愛に目を向けていくことができると、その相手とのコミュニケーションが必要以上にすれ違うことは少なくなります。
もちろん、それでもすれ違いは起きるでしょうし、対立や葛藤も起きるのでしょう。
けれども、お互いの根底にある感情、そして愛を共有できているかどうかで、その後のコミュニケーションの取り方は全く変わってくるものです。
こうした見方のカギになるのは、「事実」ではなくて「感情」に目を向けることです。
起こったことに目を向けると、どうしても私たちは何らかの判断を入れたくなります。
「バカっていう言葉を使うのは、おかしい」とかですね。
そうではなくて、その言葉を使わざるを得なかった状況、そしてそこで感じていた感情に目を向ける、ということです。
3.もし自分だったら、という想像
こうした見方で非常に有効なのは、「もし自分だったら」という仮定です。
もし自分がその立場だったら、どうしていただろう。
もし自分がその状況に置かれていたら、どう感じていただろう。
もちろん、完全に相手の立場に立つことはできません。
相手と自分は別々の個であり、相手の心情は、あくまで想像するしかありません。
けれども、何度も繰り返しになりますが、その想像が、相手との関係性の架け橋になるのです。
「あぁ、自分でも、その状況に置かれたら、きっと同じことをしただろうな」
もし、かすかにでも、そう思えることができたら、しめたものです。
必要以上に相手を責めることがなくなりますし、それによって罪悪感を抱えることがなくなっていきます。
これが、大きいんですよね。
罪悪感を持っていると、どうしても相手と距離を置きたくなったり、あるいは攻撃したくなったりしますから、そういったことが減っていくわけです。

今日は、目に見える言動ではなく、その裏側にある感情に目を向ける、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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