大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

自分自身の扱いを変えるための「感謝」。

自分自身をどう扱っているかは、当たり前になってしまって、なかなか気づかないものです。

そうした扱いを変えるためには、「感謝」をおすすめします。

1.自分とのコミュニケーション

昨日の記事では、自分をどう扱っているかが、他人とのコミュニケーションに映し出される、というテーマでお伝えしました。

自分自身をどう扱っているかが、そのまま他人とのコミュニケーションに映し出される。 - 大嵜直人のブログ

私たちがコミュニケーションについて考えるとき、他人との関係性について、まず考えるものです。

親との関係、コミュニケーション。

パートナーや子どもとのコミュニケーションの取り方。

それらを、どうやってやろうかと頭を悩ませるものです。

けれども、究極のところ、そうしたコミュニケーションの根源にあるのは、自分自身との関係性、コミュニケーションではないかというのが、昨日のテーマでした。

言い換えると、自分が自分をどう扱っているか、とも言えます。

自分自身と、どんなコミュニケーションを取っているか。

とってもいい関係性のなかで、大切にしているのか。

それとも、奴隷や罪人のような扱いをしているのか。

それが、周りの人との関係性に映し出されていきます。

「投影」の心理ですね。

だから、他人とのコミュニケーションを考えるときにも、「まずは自分」を整え、自分を受け入れ、愛していくことが何よりも大切なことになります。

昨日の記事では、そんなテーマをお伝えしました。

2.慣れ過ぎてしまっていることには、気づきにくい

さて、こうした「自分自身の扱い」には、なかなか自分で気づきにくいものです。

自分という存在は、24時間365日、一緒にいる存在です。

その存在を、どう扱っているか?…って、なかなか当たり前すぎて、意識しにくいものです。

言ってみれば、空気みたいな存在になってしまっているのかもしれません。

ちょっとたとえが変ですが笑

慣れ過ぎてしまっていることに、私たちは疑問を持ちません。

当たり前のように、蛇口をひねると水が出てくること。

当たり前のように、春が訪れると桜が咲くこと。

当たり前のように、東からお日さまが昇ること。

当たり前のように、言葉を交わす相手がいること。

よくよく考えてみると、そうしたことは「当たり前」ではないことなのかもしれません。

自分自身の扱いについても、同じです。

自分の感じたことを、当たり前のように無視している。

着たいと思った服を、「私には似合わない」とあきらめている。

疲れたと感じても、それは甘えだと身体に鞭打っている。

そうしたことが「当たり前」になっていると、なかなか気づきにくいものです。

3.当たり前の反対は、「ありがとう」

だからこそ、自分を見つめる、自分と向き合う時間は大切であり、またそのために他人が必要になるのです。

自分が自分をどう扱っているか。

それは、「当たり前」になってしまってうものであり、自分の内側からではわからないので、外側から見てもらう必要があるのです。

だから、カウンセリングを利用してみてください、となるのはそうなんですが笑、今日はそれとは別に、自分の扱いを変える習慣をお伝えしたいと思います。

そんなに難しい話ではありません。

先ほどお書きしたように、「当たり前」に感じていると、それは無感動になってしまいます。

「ふーん、そんなものか」という感じですね。

で、「当たり前」の反対は、「有り難い」です。

感謝を伝える、「ありがとう」の語源ですね。

「ありがとう」を、自分に伝えてみること。

それは、自分自身の扱いを少しずつ変えていくことができます。

どんな小さなことでも、いいんです。

朝起きられて、ありがとう。

今日を過ごせて、ありがとう。

おつかれさま、今日も一日ありがとう。

最初はちょっと、くすぐったく感じるかもしれません笑

けれども、続けていくうちに、心地よく感じられるようになるはずです。

それは、自分自身の扱いが変わってきたタイミングでもあるのです。

今日は、自分自身の扱いを変えるための「感謝」、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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