自分を大切にしようと言っても、いまの自分の状態が分からなければ、なかなか難しいものです。
いまの自分の状態を、自分自身に問いかけることを習慣づけてみてはいかがでしょうか。
1.楽しめる状態になるまで待つのも、一つの手
昨日の記事では、楽しめる状態になるまで待つのも、一つの手、というテーマでお伝えしました。
自分を後回しにして、いいことなんて一つもない。 - 大嵜直人のブログ
いろんな問題に出会ったときのヒント、というお話からの流れでした。
カウンセリングでもお話を伺うように、私たちは生きていればいろんな問題に出会います。
そして、大きな問題であればあるほど、長期化もしやすいものですから、なかなか「短期間でガッとやる」といったアプローチが通用しなかったりします。
一日くらい体調が悪くてもがんばれるけど、生活習慣病になってしまったら、そうはいかない、とかいったことと似ていますよね。
そうすると、マラソンを走るように、ペース配分を考えながら、取り組んでいく必要が出てきます。
そうしたときに、「しんどいけど、我慢してやる」といったアプローチだと、なかなか長続きしないものです。
自分と向き合ったり、見たくない感情と向き合ったりするのも大切ですが、そうしたプロセスを楽しめているか?という視点は、とても大切なんですよね。
もし、楽しめていないのだとしたら、自分が楽しめるようになるまで、自分をケアしたり、いたわったりして、待つということが有効なアプローチになり得ます。
この問題への取り組み方に限った話ではないですが、自分を後回しにして、いいことなんてないんですよね。
昨日の記事では、そんなテーマをお伝えしました。
2.自分の状態を「測る」習慣を
さて、この自分が楽しめる状態かどうか?って、自分のことを気にしていないと、なかなか分からないんですよね。
自分以外のところに目が行ってしまっている状態だと、分からなくなりますよね。
自分の舵ていることや、自分の気持ちが分からない、というのもそうです。
自立しすぎていると、その傾向が強くなりますよね。
だから、自分の状態を知る、測ることを、習慣づけてみてはいかがでしょうか。
よく言われるのは、朝起きた時の気分を、感じとってみる、というものです。
ほら、血圧高い人は、朝起きた時の血圧測ったりするじゃないですか。
それと同じように、「今日の気分はいかがですか?」と、朝起きた自分に聞いてみる。
自分という看護師さんが、自分に対して、「今日のお加減はいかがですか?」と聞くようなイメージでしょうか。
こう答えないといけない、とかはありません。
「うーん、よく分からないなぁ」でも、いいんです。
ただ、問いかけることが、大切なことです。
3.大切な人を喜ばせるように、自分を喜ばせてみる
自分の問いかけに対して、「元気100%!勇気100%!」なら、いいんです。
けれど、「疲れたなぁ」とか、「心が晴れないなぁ」といったように、ネガティブな反応が返ってくるのだとしたら、少し自分をケアしてあげるタイミングなのでしょう。
ネガティブな反応があるのは、決して悪いことではありません。
むしろ、「そうかぁ、よく教えてくれたね」と、自分に対していたわってあげてはいかがでしょうか。
体調もそうであるように、誰でも、体調がいい日もあれば、体調がすぐれない日もあります。
それを無理矢理に「全部いい日じゃないとダメ!」とするのは、しんどいですよね。
こころが晴れない日があって、いいんです。
むしろ、そんな日は、「自分を喜ばせるチャンス」として、とらえてみればいいのでしょう。
大切な人を喜ばせるように、自分を喜ばせることに、チャレンジしてみる日。
どうやったら、この人は喜んでくれるのだろう?と、あれこれ考えて、トライしてみる。
もちろん、空回りすることもあるかもしれませんし、相手が受けとってくれないことも、あるかもしれません。
けれども、その人のために動いた、ということは変わらないですし、消えないものです。
自分に対してもまた、同じです。
自分を喜ばせようとしてみること。
それは、徐々に徐々に、効いてくるのです。

今日は、自分の状態を「測る」習慣の大切さ、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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