5月も半ばになりましたね。
少しずつ、風に湿気を感じるようになってきた気がします。
沖縄地方では梅雨入りの報もあり、もう少しすると雨ばかりの季節になるようです。
それにしても、ほんとに気持ちのいい気候の期間というのは、あっという間に過ぎていきますね。
それは儚くもありますが、同時にこの時期のありがたさを感じさせてくれるものでもあります。
時候は「立夏」の末。
七十二侯では「竹笋生(たけのこしょうず)」。
文字通り、タケノコが生えてくるころとされます。
採れる地方によって、ばらつきがあるのですが、やはりこの5月ごろに収穫される種類が多いのでしょうか。
みずみずしいタケノコをワカメと出汁で炊いた若竹煮の味が、恋しくなりますね。
いや、やっぱり、たけのこご飯も、いいですね笑
それにしても、この時期の雨というのは不思議なように感じます。
降るごとに、季節の足を早めるような、そんな感じがします。
まだ梅雨時期のような、じめじめとした感じはないのですが。
4月の雨は、降った後に清々しい風を運んでくるのですが、このいま時期の雨は、どこか降った後にも湿気というか、梅雨の足音を感じさせるようです。
そのむわっとした湿気は、どこかその先には夏の太陽が見え隠れしているようです。
だからでしょうか。
その湿気に、不快さを感じないんですよね。
いや、湿気なんで、むわっとする不快さはあるんですけれどね笑
朝のお散歩をしていても、少しずつ汗をかくようになってきましたし。
それでも、「あぁ、梅雨がやってきて、その先には夏のあの日差しがやってくるんだな」と思うと、その湿気によろこびを感じてしまう私がいます。
それだけ、夏が好きなんでしょうね。
歳を重ねるごとに、四季それぞれの美しさを感じるようになってきました。
けれども、やはり私にとって夏は特別なようです。
この湿気にも、うれしさを感じてしまうのですから。
とはいえ、徐々に気温も上がってくるころです。
湿気も出てくると、身体への負担は大きいものです。
無理せず、ほっと一息、休憩を。
どうぞ、ご自愛くださいませ。