時候は「啓蟄」を迎えました。
土の中で巣ごもりをしていた虫や動物たちが目覚め、地上に出てくるころとされます。
徐々に上昇していく気温に、長い冬眠から生きものたちが目を覚ますころ。
今週は雨の日が多かったからでしょうか。
気温が暖かい日が多かったように思います。
七十二侯でも、「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」。
冬の間に降っていた雪が、少し暖かさを含んだ雨に変わるころ。
天から降り注ぐ雫は、大地を潤し、生命に潤いを与えます。
それにしても、今週の半ばだったでしょうか。
夜半に雨が降り、それが上がったあとの朝でした。
空の色が、変わったように感じました。
冬の厳しい寒さの凛とした空の色から、少し清涼感が増したような色へ。
まだ気温も冷たいころなのに清涼感もおかしいですが、やはりそれは湿気というか、潤いがもたらす情感のように思います。
冬は乾燥する分、空が透き通って見えます。
星空を見るのに、一番適しているのが冬だというのは、聞いたことがあります。
けれど、それが少しだけ湿気を帯びると、とても澄んで見えるのですよね。
水、というのは不思議なものですよね。
私たちが生きていく中で必要なもの。
潤いと生命を与えてくれるもの。
この世界のすみずみを、循環しているもの。
春の訪れを、告げるもの。
潤い感じられる季節に入りました。
その潤いを感じながら。
どうぞご自愛くださいませ。