安い給料でも自分の気持ちを優先するのか、それとも期間限定で自分の気分よりもお金を優先するのか。
仕事を選ぶときに、よく出てくる悩みの一つだと思います。
その判断基準を見つけるためには、ご自身がライフワークを見つけたことの価値を、十分に受けとることをおすすめします。
オンラインカウンセリング無料相談・ココロノマルシェに寄せられたご相談に、回答させていただきます。
【お金と私】
好きではないけれど安定した仕事を、お金のためと思って20年近くやっていましたが、心身共に限界を迎え昨年退職致しました。
幸運なことにライフワークに出会い、今は日々修行に励んでいますが、独立までにはまだ3年はかかりそうです。
失業給付もそろそろ終わるので、何か面白そうな仕事はないかと色々と探していますが、あまりのお給料の安さに愕然とし、やはりお金のために前職と同じ職種に戻るしかないのかと悩んでいます。
安いお給料でも自分の気分を優先するのか、あと数年だからと思って自分の気分よりお金を優先するのか。
でもそれではまるで、自分よりお金を大事にしていることになってしまい、以前の学びを全く活かせてないことになる。
どうしたものか、、突破口になるようなアドバイスを頂けると幸いです。
（たー子 さん）
たー子さん、ご相談ありがとうございます。
文筆家・心理カウンセラーの大嵜直人が回答させて頂きますね。
いやー、たー子さん、めちゃめちゃ素晴らしいですよね！
何がって、もちろんこの部分です。
＞幸運なことにライフワークに出会い、今は日々修行に励んでいますが、独立までにはまだ3年はかかりそうです。
自分のライフワークに出会えること。
それは、一つの奇跡と呼べることだと思います。
祝杯を、上げましたでしょうか？
祝典のセレモニーは、されましたでしょうか？
どなたかに胴上げしてもらいましたでしょうか？
それとも、神社に祝詞を上げに行かれましたでしょうか？
もしも、カウンセリングでたー子さんのお話を伺えるのでしたら、「めっちゃすばらしいですね！とりあえず、乾杯しときましょう！」と申しあげるかもしれません笑
「えー、少しオーバーすぎるなぁ・・・」と感じられるでしょうか。
決して、そんなことはないと思います。
人生の中で、「ライフワーク」と呼べるものに出会えること。
それは、どれほど言葉を尽くしても、足りないくらい、めちゃくちゃ素晴らしいことですし、とってもおめでたいことです。
自分の「ライフワーク」を知る前と後では、生き方そのものが変わることも、あるかもしれません。
そう言った意味では、この世界にもう一度生まれ直す、再生とも言えるかもしれません。
そして、
日々修行に打ち込むだけ、のめり込めるライフワークが「ある」ということ。
そして、独立までの具体的な道筋を立てて、動いておられること。
それも、ほんとうに素晴らしいことですよね。
たー子さん、心よりお祝い申しあげます。
おめでとうございます！
本当に、おめでとうございます！
バンザーイ！バンザーイ！
・・・と、ここで回答が終わりそうな雰囲気になってしまいました笑
ただ、それは半分冗談で、半分本気です。
たー子さんのご相談の主旨は、ここになるかと思います。
＞安いお給料でも自分の気分を優先するのか、あと数年だからと思って自分の気分よりお金を優先するのか。
＞でもそれではまるで、自分よりお金を大事にしていることになってしまい、以前の学びを全く活かせてないことになる。
このお悩みを考える時に、私が大切だと思うのは、
「たー子さんご自身が、ライフワークを見つけたことの価値を、どれだけ受け取っておられるか」
という一点に尽きるからです。
それは、言い換えると、
「これからのたー子さんの人生で、ライフワークをどれくらいの優先順位に置きますか？」
という問いかけになるかもしれません。
その優先順位の度合いによって、上記の問いの答えを選ぶ基準が決まってきます。
基準が決まれば、おのずと答えが導かれるはずです。
安い給料でも、自分の気持ちが楽な方がいいのか。
それとも、自分の気持ちよりも、ある程度の給料があった方がいいのか。
その問いに迷うのは、「自分の気持ちVSお金」という対立の構図だけでは、ないように私は感じます。
「古いたー子さんVS新しいたー子さん」という対立が、迷いの原因の一つかもしれません。
あるいは、「ライフワーク以前のたー子さんVSライフワークを生きるたー子さん」と言い換えてもいいもしれません。
なんか、今日は言い換えが多いですね笑
それはさておき、判断基準があれば、人は迷うことはありません。
「18時スタート」という基準があれば、間に合うのか？遅れるのか？が分かります。
「予算10,000円」という基準があれば、手持ちで足りるのか？足りないのか？が判断できます。
「守備が上手い人」という基準があれば、どの選手が適任なのかを選べます。
けれど、基準がないと、選べないし、分からないですよね。
いまのたー子さんは、その基準が揺らいでいるように、私は感じるのですが、どうでしょうか。
もちろん、それが悪いわけではありません。
迷う分だけ、以前とは違う自分に、たー子さんはなろうとされているのでしょうから。
迷う分だけ、たー子さんが見つけたライフワークは、素晴らしいものであり、大切なものなのではないでしょうか。
そう考えていくと、「お金」と「自分の気持ち」という基準のほかに、いろんな考え方ができるかもしれません。
・お仕事の内容が、ライフワークに活かせそうなのは、どちらでしょうか？
→直接的でなくても、いろんな活かし方があると思います。どんな風に活かせるかな？と考えてみることも、いいかもしれません。
・ライフワークで独立するまでに、修行に励む時間は、1日どれくらい必要でしょうか？
→どちらのお仕事の方が、その時間を確保できそうでしょうか？
・ゆくゆくはライフワークでお金を稼ぐことを想定しておられると思いますが、独立までにどれくらいのお金（活動費、経費、生活費など）が必要でしょうか。
→そのお金を考えた場合、どちらのお仕事が適切でしょうか？
・ライフワークのために、ラクができるのは、どちらでしょうか？
→いい意味で手を抜くことができて、ライフワークの時間にエネルギーを残しておきやすいのは、どちらでしょう。
「お金」と「自分の気持ち」という二択よりも、少し幅広い見方をご提示出来たら、幸いです。
もしかしたら、前職と同じ職種や、いまたー子さんが探しておられる職種以外にも、別の職種や働き方が見つかるかもしれません。
最後になりますが、ご相談文の冒頭の部分に少し触れさせてください。
＞好きではないけれど安定した仕事を、お金のためと思って20年近くやっていましたが、心身共に限界を迎え昨年退職致しました。
好きではない仕事でも、20年も続けてこられたのですね。
その20年近くの時間があって、いまのライフワークを見つけた、たー子さんがいらっしゃるのだと思います。
ご退職された詳しい経緯は分かりませんが、その20年の時間を、ぜひねぎらってあげてください。
「よく、がんばってきたよね」
「20年のあいだ、いろんなことがあったよね」
「でも、そのおかげで、いまこうして打ち込めることが見つかったよ」
そんなふうに、今まで頑張ってこられた、たー子さんをいたわってあげてください。
ライフワークとは、その人が歩んできた道の、延長線上にあります。
その道とは、好きなことや興味を持ってきたこともそうですし、失敗したことや、黒歴史といったものも、含まれます。
ライフワークが輝きを放つほどに、失敗や黒歴史は、自分のかけがえのない財産になっていきます。
たー子さんのライフワークが、歩みを深めれば深めるほどに、それまでのたー子さんもまた、輝きを放ち始めると思います。
「10年続けることができれば、それは才能」
という言葉があります。
たー子さんは、10年どころか、20年もお仕事を続けてこられたのですよね。
20年近くも続けられたことは、一つの才能です。
それが限界を迎えて、ご退職されたのかもしれませんが、20年近くも続けられた事実の方に、フォーカスしてもいいのかな、と思います。
お仕事の具体的な内容が分かりませんが、20年近くも続けるためには、ほんとうに多くの能力が要るものです。
継続力は当然のことながら、周りとのチームワーク、コミュニケーション能力、適応性、学習欲、責任感、規律性・・・いろんな才能が、たー子さんにはあるかと思います。
そして、それはこれからたー子さんがライフワークを描く中で、必ず活きるものです。
どうか、それは信じてくださいね。
たー子さんのライフワークを、心より応援しております。
この度は、ご相談いただきまして、ありがとうございました。
大嵜 直人
【ご案内】
〇カウンセラーご紹介
ご相談の内容によって、私のカウンセラー仲間をご紹介しております。
本日ご紹介するのは、ライフワーク・女性性研究家の「サトヒ」カウンセラー。
豊饒な直観と賢者のような知性で、お悩みを分かりやすく深堀りして言葉にしてくださるサトヒカウンセラー。お金のお悩みも得意ジャンル。
なんと今月は祝・生誕祭キャンペーンを開催中で、お得に個人カウンセリングをご提供中だそうです。ご参考になりましたら、幸いです。
〇オンライン無料相談受付中！
ココロノマルシェでは、根本裕幸師匠のお弟子さん制度を卒業したカウンセラーたちが、無料でご相談にお答えしております。
ご相談は、こちらのフォームからどうぞ↓
