人を深く愛する才能を持っている人ほど、そのことに無自覚なことがあります。
そして、その才能が豊かであるがゆえに、人を愛することに不安になったりします。
その才能や、いままで与えてきた愛の素晴らしさについて、自覚することの大切さをお伝えします。
オンラインカウンセリング無料相談・ココロノマルシェに寄せられたご相談に、回答させていただきます。
【男性との距離感、父との関係性】
はじめまして。私は現在30歳独身、根本先生のおっしゃる自立系武闘派女子です。かれこれ婚活を5年程続けており、表面上は明るい人という位置付けで過ごしています。
今回相談したい悩みは、男性と良好な関係を築けず、毎回3か月以内に別れるサイクルを抜け出せないという事です。
20代前半から付き合った彼氏と別れてから婚活を始めましたが、出会って好きになる相手はいつも問題を抱えている事が多いです。
元カノが妊娠したと別れを告げられたり、信頼していた彼氏が実は既婚であったという事から男性不信となり、それ以降人を好きになる事が特に難しくなったように感じます。
そこから付き合う前には相手と対話する事を心掛け、どのような考えを持ち、どういった人なのかを慎重に見るようにしているつもりではおりますが、その後もモラハラ気質や情緒不安定な人との縁も多く、これだけ頑張っているのに...と落ち込む事もありました。
この経験から、自分自身を見直そうと色々調べてみると、家族との関係が密接しているという事が分かってきたのですが、上記の特徴は実の父に当てはまる内容であり、幼少期から家族関係での悩みは尽きず、いつも不安や不満を抱えて生きてきました。
現在、そんな父もだいぶ丸くなり、寄り添う姿勢?も感じられるのですが、当時の怒りやトラウマが消えなくて、父親が居る前では笑顔になったり目も合わせることができない状況です。いつまでも父を許せない事に自分にも嫌気がさしますし、こんな家庭で育った自分にも自信が待てなくて、ありのままを好きになってくれる人は現れるのだろうかと漠然とした不安に襲われます。
どこの家庭にもそれなりに問題はあって、そんなもんといえばそのような気もしますし、いつまでも理想の家族に執着してるだけ?と自分の感情を俯瞰で見てみたり、色々試しているのですが出口がみつかりません。
将来的には穏やかで温かい家庭を持ちたいと考えており、前向きに婚活も頑張りたいと思っているのですが、まずどの問題からどう向き合っていけば良いか、アドバイスをいただきたいです。よろしくお願い致します。
(みにこ さん)
みにこさん、ご相談ありがとうございます。
文筆家・心理カウンセラーの大嵜直人が回答させていただきますね。
みにこさんは、これまでずっと頑張ってこられたのですね。
ご相談文は婚活のお話をメインにされていますが、その婚活を続けるためには、ご自身の生活を整えながらでないと難しいかと思います。
お仕事のことや、いろんなご自身の身の回りのことをされながら、婚活を続けてきたのではないでしょうか。
よく、がんばってこられましたよね。
そして、何より素晴らしいのは、ご自身のことを非常に客観的に見て、内省する力をお持ちだということです。
>この経験から、自分自身を見直そうと色々調べてみると、家族との関係が密接しているという事が分かってきたのですが、上記の特徴は実の父に当てはまる内容であり、幼少期から家族関係での悩みは尽きず、いつも不安や不満を抱えて生きてきました。
このお父さんとの関係の気づき、「色々調べてみると」と書かれていますが、カウンセリングなどを受けられたのでしょうか。
カウンセリングを受けられたとしても、ご自身で気づかれたのだとしても。
みにこさんは、ご自身のことを非常に客観的に見て、内省することのできる稀有な力をお持ちだと思います。
ご相談文にお書きいただいた通り、お父さんとの関係や家族関係が、パートナーシップに影響を及ぼすというのは、非常によくあることです。
そして、みにこさんは、お父さんとの関係と向き合おうとされています。
>いつまでも父を許せない事に自分にも嫌気がさしますし、こんな家庭で育った自分にも自信が待てなくて、ありのままを好きになってくれる人は現れるのだろうかと漠然とした不安に襲われます。
許せなくても、自信が持てなくても。
その「いま」の自分に気づいたこと自体が、非常に大きいことだと思います。
気づいたこと自体が、ほんとうに素晴らしいことです。
なかなか、気づくこと自体が難しいですし、なかなか向き合うのはしんどいものですから。
それでも、みにこさんはこうして向き合い、ご相談文を送ってこられている。
少しずつかもしれませんが、向き合うことをやめない限り、みにこさんの望む方向に向かって流れていきます。
どうか、そのことは信じてくださいね。
さて、今回のご相談で、私がお伝えしたいのは、お父さんとの関係ではありません。
それは、みにこさんがもう気づいておられて、ご自身で解決していかれるでしょうから。
私からは、ご相談文を拝読して感じる、みにこさんの才能について、今日はお伝えしたいと思います。
もしかしたら、それはみにこさんが自覚されていないのかもしれません。
ということで、ようやく本題です笑
もしみにこさんにご質問できるのであれば、私が伺いたいのは、この一点だけです。
「どうして、そんなに傷つくご経験をされてきたのに、人を愛することをやめないんですか」
は?何言ってるの?
と思われたでしょうか。
婚活したい、温かい家庭を持ちたいのだから、当たり前でしょう?
と思われたでしょうか。
当たり前でも、なんでもないと私は感じます。
そこに、みにこさんの、かけがえのない、唯一無二の才能を感じるからです。
>今回相談したい悩みは、男性と良好な関係を築けず、毎回3か月以内に別れるサイクルを抜け出せないという事です。
ご相談文からは、みにこさんは一人の男性を全力で愛する方のように感じられます。
そのみにこさんにとって、「3か月以内に別れるサイクル」というのは、とても傷つくものだと思うのです。
それなのに、人を愛することをやめようとしない。
>元カノが妊娠したと別れを告げられたり、信頼していた彼氏が実は既婚であったという事から男性不信となり、それ以降人を好きになる事が特に難しくなったように感じます。
このいずれかだけでも、男性不振になるのに十分すぎる、ショックなことだと思います。
いや、ショックという言葉では、表現が陳腐に感じるくらいです。
人を好きになることが難しくなっても、仕方ないと思います。
それでも、みにこさんは、人を愛することをあきらめていない。
あきらめていないからこそ、こうしてご相談文を送ってくださっているのでしょうから。
>そこから付き合う前には相手と対話する事を心掛け、どのような考えを持ち、どういった人なのかを慎重に見るようにしているつもりではおりますが、その後もモラハラ気質や情緒不安定な人との縁も多く、これだけ頑張っているのに...と落ち込む事もありました。
そうしたショックな出来事を誰かのせいにせず、ご自身ができることにフォーカスされている。
誰にでも、できることはありませんし、人として尊いことだと思います。
それもこれも、人を愛することをあきらめていないから、だと感じます。
>いつまでも父を許せない事に自分にも嫌気がさしますし、こんな家庭で育った自分にも自信が待てなくて、ありのままを好きになってくれる人は現れるのだろうかと漠然とした不安に襲われます。
お父さんを許せないことに嫌気がさすのは、許そうとされているからですよね。
幼少期からずっと悩まれてきたくらい、不満や不安がありながら。
それでも、お父さんを許したい、と願っておられる。
繰り返しになりますが、もう一度、お伺いさせてください。
「どうして、人を愛することをあきらめないのですか」
「なぜ、そこまでご自身が傷つく経験をされながら、人を愛そうとするのですか」
私が感じることですが、みにこさんは、人を深く愛する才能をお持ちです。
それは、ご自身が傷ついていようが、何をしていようが関係なく、人を愛そうとしておられます。
膨大な量の愛で、男性を、愛そうとされてきたのではないでしょうか。
そして、その尊い愛を、傷ついた男性に差し向けて、癒そうとしてこられたのではないでしょうか。
喜んで、モラハラをする人がいるでしょうか。
好き好んで、情緒不安定になる人がいるでしょうか。
満たされている人が、元カノを妊娠させたと言って別れを告げるでしょうか。
幸せな結婚生活を送る人が、既婚を隠してお付き合いするでしょうか。
もちろん、だからといって、彼らがしてきたことを擁護するわけでも、良いと言っているわけでもありません。
けれども、彼らは、とても傷ついていたのではないでしょうか。
あるいは、お父さんも、そうだったのかもしれません。
そして、みにこさんは、ずっと彼らを癒そうとされてきたのではないでしょうか。
ご自身が、彼らよりも傷ついていたかもしれないのに。
それが、どれほど尊いことか。
それは、人を深く愛することのできる才能といえるのではないでしょうか。
さて、ここまで読まれて、いかがでしょうか。
そんなことないよ!でしょうか。
それとも、ぽかーん( ゚д゚)でしょうか笑
みにこさんがどんな反応をされても、何度でもお伝えします。
みにこさんは、深く人を愛する才能をお持ちです。
それは、どんな困難な状況においても、消えることのない光です。
そしてその光は、傷ついた男性を癒し、歩く道を照らします。
>将来的には穏やかで温かい家庭を持ちたいと考えており、前向きに婚活も頑張りたいと思っているのですが、まずどの問題からどう向き合っていけば良いか、アドバイスをいただきたいです。よろしくお願い致します。
どの問題に向き合っていけば良いか。
みにこさんが与えてきた、尊い愛を、自覚しましょう。
そのかけがえのない才能と魅力を、受け取りましょう。
それが、みにこさんからの問いに対しての、私の答えです。
人を深く愛するという、その才能に無自覚であればあるほど、「まだ足りないんだ」と思って、過剰に与えられる相手を選んでしまうことも、あるのかもしれません。
もう、十分すぎるほど、みにこさんは与えてこられました。
たくさんの傷ついた人を癒し、愛してこられました。
よく、ここまでがんばってきましたね。
さて、人を深く愛することのできる女性。
どんな状況においても、人を愛することをあきらめない女性。
自分のことなど厭わず、傷ついている男性を癒すことのできる女性。
そんな素敵な女性が、この世界にいらっしゃったとして。
その女性は、穏やかで温かい家庭を築けるでしょうか?
こんな問いかけを受けたとしたら。
みにこさんは、どう答えるでしょうか。
え?私ですか?
私はもちろん、大きく大きく大きく、「YES!!!」と答えます!
みにこさんのこれからを、心より応援しております。
この度は、ご相談文をお送りいただきまして、誠にありがとうございました。
大嵜 直人
【ご案内】
〇カウンセラーご紹介
ご相談の内容によって、私のカウンセラー仲間をご紹介しております。
本日ご紹介するのは、私の同期でもあります「中辻(なかつじ)はるか」カウンセラー。
ホステスとして男性接客数延べ2000人以上の経験と自身の恋愛遍歴を活かしたカウンセリングを、ご提供されています。なんというか、すべてお見通しなんですよね汗
ちょうど、2月の個人セッションを募集されていますので、ご参考になりましたら幸いです。
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