時候は「小暑」になりました。
梅雨が明け、暑さが本格的になるころ。
いや、今年は各地の梅雨明けが早いようで、近畿地方より西は6月に梅雨明け宣言が出てたりしていました。
こうも早いと、水不足が…とか、6月なのに真夏の暑さ!とか、いろいろと例年と違うことに戸惑いを覚えますよね。
今年の夏はそれほど暑くならない、とか聞いたような気がしますが、全然そんなこともないようで、猛暑も猛暑の夏になりそうです。
七十二侯でも、「温風至(あつかぜいたる)」。
どんどんと気温も上がり、その字の通り暑い風が吹くころとされます。
「あついかぜ」とはよく言ったもので、ここのところ外に出ていると吹く風は、まさにそのように思います。
30度も半ばになると、ほんとにうだるような「あついかぜ」が吹くようです。
あついかぜというか、熱風ですよね笑
さて、そんな今日は「小暑」のはじまりであるとともに、「七夕」の日でもあります。
織姫さまと彦星さまが、年に一度、天の川を渡って会うことができる、特別な日。
各地でお祭りや行事が行われる日でもありますよね。
会いたい人に、会える奇跡が起きる日。
考えてみれば、それは七夕の日でなくても、そうなのかもしれません。
毎日会っている人であっても、年に一回しか会わない人であっても。
人と人の出会いは、一期一会。
「朝の紅顔、夕べの白骨」の蓮如上人の教えではないですが、私たちが誰かと会うのは、当たり前ではないようです。
それは、七夕でなくても同じなのでしょう。
人と人が出会う奇跡に、想いを寄せるには、とてもいい日なのかもしれません。
夜空を見上げて、そんな出会いに祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。
腐れ縁も、奇跡の出会いも、ただ顔を合わせる人も。
等しく、自分に与えられた縁なのでしょうから。
小暑、そして七夕の日。
暑くなってきていますので、どうぞご自愛くださいませ。