問題は、いつも思いがけない方向からやってくるものです。
だからこそ、あり方を見直していくことが、大切なアプローチになるのです。
1.問題が教えてくれる、自立の袋小路
昨日は、問題が教えてくれる、自立の袋小路、というテーマでお伝えしました。
人は、依存から自立していく成長のプロセスをたどります。
自立することは、自分でできることが増え、またそれによって自信にもなりますし、周りの人に何かしてあげたり、助けたりすることもできるようになります。
分かりやすいのが、社会人として経済的に自立すると、それまでとは違った自信がつきますよね。
しかし、自立はいい面ばかりではなく、悪い面もあります。
自分だけでがんばろうとするあまり、周りとの葛藤や衝突といったことが増えるようにもなります。
自分のやり方を優先するあまり、周りとぶつかる場面が増えるんですよね。
パートナーシップでも、こうした主導権争いがよく起きるものです。
こうした自立が行き過ぎたときに出会うのが、問題です。
「なんでこんなことが起こるんだろう」
「全然、どうにもならない」
こうしたことを感じるような問題は、実は私たちに方向転換するタイミングだと教えてくれているのではないか…
昨日は、そんなテーマでお届けしました。
2.問題は、いつも思いがけない方向からやってくる
こうした問題は、思いがけない方向からやってくることが多いものです。
慢性的な問題って、だいたい誰でも一つや二つ持っているもので、その対処法もある程度は分かっているものです。
腰痛持ちの人は、疲れがたまってくると出るから、「あ、やばいな」と思ったら、ゆっくりお風呂に浸かったり、マッサージに通ったり、なんらか対処をしますよね。
花粉症の人は、2月になると、「そろそろか…」と臨戦態勢に入りますよね。
私も、ここ数年はそうです笑
こうした持病ではないですが、自分が意識している問題は、ここでいうほんとうの意味での問題にはならないものです。
だって、対処法も分かっているし、ある程度その先が読めるわけですから。
「あー、また来たのね」、という感じで対処ができるものです。
もちろん、その過程はめんどくさいし、鼻がグズグズしたり、イヤなことはイヤなんですが、それは想像もできるし、対処もできるわけです。
けれども、ここでいう意味での問題とは、自分が思いもしなかった方向からやってくるものです。
さしずめ、あさっての方向からボールが飛んできて、頭にぶつかって吹っ飛ばされるようなイメージでしょうか。
人生では、そんな問題に出くわすことがあるものです。
順調満帆だったはずの仕事が、突然なくなった。
それまで気にもしていなかったのに、大病を告げられた。
突然、大切な人との別れることになった。
誠実だと思っていたパートナーが、実は浮気をしていた。
こうした、「思いもしない問題」が、ここでいうところの方向転換を教えてくれるタイミングになるものです。
3.方法論を探してしまうけれど
こうした問題に出会うと、どうしたらいいか分からなくなります。
それは、そうですよね。
いままで経験がないわけですから、そうなるのも当たり前です。
いままでの経験からなんとか引出しを探して、なんとかしようとするのですが、なかなかうまくいかないものです。
そんなとき、どうしても方法論を探してしまうことが多いと思います。
「こうすれば、うまくいく」といったものですね。
そこで方法論、やり方を学ぶことは、決して無駄なことではありません。
けれども、そこでいったんうまくいったように見えたとしても、また問題がぶり返したりすることも、めずらしくありません。
そうすると、また別の方法論を探してしまうものですが、別のアプローチがあります。
それが、冒頭に書いた自立を手放していく、といういままでの「あり方」を見直していくものです。
もちろん、それはすぐには難しいものです。
人間は習慣の生きものと言われるように、いままで自分一人でやっていくのが当たり前だったのが、それを変えるのは時間がかかりますから。
でも、そうした「あり方」の見直しは、私たちに新しい世界を見せてくれるものです。
自立の世界から、相互依存の世界ですね。
そこでは、まったく考えてもいなかった問題の解決の仕方があったりもするものです。
方法論もいいけれど、あり方を見直すのも大事なのです。

今日は、問題は、いつも思いがけない方向からやってくる、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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