大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

自分自身を卑下することは、誰のためにもならない。

自分よりも他人を優先したり、自分の価値を認めないことは、自分のみならず、相手のためにもなりません。

自分が自分をどう扱っているか?という視点は、常に持っておきたいものです。

1.自分自身の扱いが、他人への振る舞いに影響する

昨日は、自分自身の扱いが、他人への振る舞いに影響する、というテーマでお伝えしました。

他人とどう接するかは、自分をどう扱っているかによる。 - 大嵜直人のブログ

自分の弱さを認めることの大切さ、というお話からの流れでした。

自分の弱さを認めるのは、誰でもイヤなものです。

特に、自立的な人は、その傾向が強いかと思います。

しかし、そうした自分の弱さを認めることができると、大きな恩恵があります。

その一つが、他人の弱さを同じように認め、受け入れることができる、という点です。

言い換えると、他人に対してやさしく、寛容であるためには、まず自分の弱さを認め、受け入れることが必要になるわけです。

これは、「許し」もまた同じような構図です。

自分に対して、その弱さを受け入れずに、罵詈雑言を投げつけていたら、それをそのまま周りに投影してしまうわけです。

表面上、どんなに繕っていても、その根っこの部分が出てしまうんですよね。

「この人、一見親切だけど、なんか裏がありそう…」

みたいなことを相手に感じさせてしまうことも、ありうるのです。

自分自身の弱さを受け入れ、許していくことで、自分の周りの人の弱さもまた、同じように扱うことができるようになります。

よく、犠牲や無価値感から、周りの役に立とうとすると、空回りしてしまうのは、自分自身の扱いがともなっていからといえます。

昨日の記事では、そんなテーマをお伝えしました。

2.割れた窓ガラスは…

これ、その逆も同じであって、自分が自分をどう扱っているかが、周りからどう扱われるかに大きく影響するのです。

有名な話で、割れた窓ガラスをそのままにしていると、犯罪率が上がるという理論があります。

1枚の窓ガラスが割れているのを放置していると、それが当たり前のように見えて、他の窓ガラスも割られたりして、果ては周りの環境全体にも影響してしまう、という理論です。

ゴミのポイ捨てや落書きも、似たようなところがありますよね。

誰かが一個ゴミを捨てて、そのままにされてしまうと、「そこにゴミを捨ててもいいんだ」と見られてしまう。

そして、たちまち多くの人がゴミをそこに捨てるようになってしまう。

落書きも、もちろん悪いことなんでしょうけれども、それをそのままにしておくと、そのうち「ここは落書きOKなんだ」と、増えていってしまう。

これとまったく同じではないんですが、自分をどう扱っているかは、似たようなところがあります。

あなが自分自身に対して罵詈雑言を浴びせていたり、食べることや寝ることといった人間として基本的なことをおろそかにしていたり、はたまた、自分なんて何の価値もないと思い込んでいたとしたら。

同じように、あなたのことを罵詈雑言を浴びせていい人、何の価値もない人、と思って、そのように扱ってくるような人が、現れないとも限りません。

もちろん、そうした扱いをしていいと言っているわけでは、ありません。

けれども、周りからどう見られるかは、よくよく考えておいたほうがいいのでしょう。

3.卑下することは、誰のためにもならない

自分自身を卑下することは、美徳のように思われることがあります。

そして、やさしい人ほど、「自分よりも他人を」と優先してしまうものです。

けれども、上に見たように、自分が自分自身の扱いを粗末にしてしまうと、それは「割れた窓ガラス」のようになってしまう危険性があります。

そして、誰でもそうだと思いますが、他人からそのような粗末な扱いをされたら、傷つくし、ムカつくし、自己肯定感は著しく下がるものです。

下手したら、その相手と衝突してしまうくらいになってしまうかもしれません。

けれども、相手からしたら、

「え?ここって、そういう場所じゃなかったの?」

「だって、そうやって扱ってたじゃん」

くらいにしか、思わないかもしれません。

それは、自分も傷つくし、相手も傷つくし、誰も幸せにならないんですよね。

いや、そうだとしても、そういう扱いを他人にしてくるような人が、人としてどうか?という視点は、いったん置いておいて、です。

自分が自分を卑下することは、誰のためにもならないのです。

自分のためにも、そして、周りの大切な人のためにも。

自分が自分をどう扱っているか、大切に扱えているかは、常に気に留めておく必要があるのでしょう。

今日は、自分自身を卑下することは、誰のためにもならない、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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