大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

観念に、感謝する。

古い観念を手放していくとき、それを否定すると執着が強くなります。

逆に、その観念に感謝することができると、手放しは進んでいくのです。

1.観念に気づいたときは、むやみに否定しない

昨日は、観念に気づいたときは、むやみに否定しない、というテーマでお伝えしました。

観念に気づいたときは、むやみに否定しない。 - 大嵜直人のブログ

私たちは、誰しも観念や思い込み、思考の癖と呼ばれるものを持っています。

ビリーフやブロックといった名前で呼ばれることもあります。

こうした観念にはさまざまなものがありますが、中には持っているとしんどいものもあります。

「私は誰にも愛されない存在だ」

「大変なときに、いつも他人は助けてくれない」

「自分さえ我慢すれば、丸く収まる」

こうした観念を持っていると、しんどいものですよね。

カウンセリングなんかでも、こうした観念がテーマになることも少なくないものです。

こうした観念を手放していくには、まずは気づく、自覚することが最初の一歩です。

無意識にしているものも多いですから、気づくことだけでも難しいものです。

そして、その観念に気づいたときに、「こんな思いを持っているからダメなんだ」と、むやみに否定しない方がいい、というのが昨日のテーマでした。

観念や思考の癖というのは、自分が経験したこと、もっと言えば傷ついた痛みから、自分自身を守るためにつくられたものが多いものです。

言ってみれば、それは自分を守るための鎧なんですよね。

それがあることで、守られてきたことも、確かにあるのだと思うのです。

観念とは、否定するものでも、自分の敵でもありません。

それは、自分が着ざるを得なかった鎧であり、それを着ないと生きてこられなかった、というだけのことなのでしょう。

その鎧をこれからも着るのか、それとも時には脱いでみるのかは、自分自身が決められることなのです。

2.観念に、感謝する

生きづらさを感じるとき。

あるいは、なんらかの問題を抱えて解決しないとき。

そうしたときは、往々にして自分自身の観念が揺らいでいるときでもあります。

いままで、重い鎧を着込んで生きてきたけれど、もうそれも重くてしんどくなってきた、そんな感じでしょうか。

それまで大事にしてきた観念を、手放すタイミングともいえます。

「手放す」わけですから、それを無碍にポイっと捨てるわけではありません。

「こんなもの、いらない!」みたいにしてしまうと、その観念をずっと大事に持ってきたいままでの自分を否定してしまうことになるので、余計にしんどいんですよね。

だから、観念を手放すときのイメージって、それに感謝できるようになる状態なんです。

「いままで、ずっと私を守ってきてくれて、ありがとう」

「おかげで、傷つかなくて済んだことが、たくさんあったよ」

「でも、これからはあなたなしでも、大丈夫だと思うんだ」

「だから、いままでありがとう」

なんか、書いていて卒業式みたいな感じになってしまいました笑

けれど、そんな風に感じることができたら、もう手放せていると言っていいと思います。

なんとなく、イメージできますでしょうか。

3.感謝、手放し、癒し

多くの場合、ある観念を持つに至るのは、傷ついた経験からです。

「もう、あんな痛い思いをしたくない」

そんな想いから、「こうしてはいけない」「ああするべき」「自分には価値がない」といったような観念を持つようになります。

こうした観念が、ポジティブに変わることこそが、癒しと呼ばれるものです。

それは、感謝や手放しと非常に近いんですよね。

いままでずっと持ってきた観念を否定したり、ケンカ別れするのではなく。

ただただ、「いままでありがとう」と感謝して、手放していく。

その相手と、適切な距離を置いていく。

それが、手放しであり、癒しなのでしょう。

いままで自分が持ってきた観念に、感謝する。

そんな自分を、イメージできるでしょうか。

それをイメージしてみるのも、観念を手放すためのレッスンになるのでしょう。

今日は、観念に、感謝する、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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