相手が変わることを期待していると、自分が苦しくなります。
自分のために、相手のために、そうした期待は手放していくことが大切になります。
1.自分を変えるのは、相手を変えるため?
先日の記事では、自分を変えるのは、相手を変えるため?というテーマでお伝えしました。
「相手は変えられないから、自分は変えられる」
「自分が変わると、相手も変わる」
よく聞かれる言葉ですよね。
もちろんそれは一つの真実であり、「投影」の心理からもそれは明らかです。
私たちは、自分の内面にあるものを、外の世界に映し出します。
それゆえ、周りに欠点ばかりの人が現れるのであれば、それは自分が自分を「欠点だらけ」として見ている可能性があります。
それを、自分への見方を変えていくことができると、それにともなって周りの人の見え方も変わっていきます。
「他人は鏡」とも、言われるところですね。
しかし、これを「相手を変えるために、自分を変えよう」とすると、あまりうまくいきません。
相手との関係性が悪いときや、自分が依存のポジションにいるときほど、そのように考えてしまいますよね。
相手をコントロールしようとしても、うまくいかないものです。
自分を変えるのは、自分のためです。
相手が変わるのは、その結果であり、ある意味で「おまけ」に過ぎません。
自分が変わることができれば、相手が変わっても、変わらなくても、気にならなくなるのでしょう。
昨日は、お話をお伝えしました。
2.相手が変わることを期待する苦しさ
相手が変わることを期待していると、ずっと相手を監視しなくてはならなくなります。
そして、相手の行動に一喜一憂することになります。
それは心理的には「依存」の傾向を強めることになり、これは苦しいんですよね。
ずっと、親鳥がエサを持ってきてくれるか、巣穴で不安に待ち続けないといけない状態だからです。
もちろん、ヒナはそれでしょうがないのかもしれませんが、私たちはそうではありませんよね。
相手が変わったように見えたら、とてもうれしい。
けれども、翌日にはまた戻っていたら、とても悲しくなる。
その繰り返しになってしまうわけです。
そして、監視されていると感じると、相手もいい気分はしないですよね。
こういうのって、言葉に出さなくても、伝わるものです。
相手を監視していると、その人との関係性を蝕んでしまうことにもなります。
このように、相手が変わることを期待するのは、自分が苦しくなるばかりです。
3.愛を受けとれない
そして、相手が変わることを期待して、監視することの最大の問題があります。
それは、愛を受けとれない、という問題です。
相手を期待して、監視している状態だと、相手が自分に対して愛を差し向けてくれたとしても、疑ってしまうんですよね。
「これは、本当に変わったのだろうか」
「うれしいけれど、明日も同じように愛してくれるだろうか」
といった具合に、その愛を純粋に受けとれないんですよね。
これが、一番苦しいんです。
その愛を受けとりたいのは、やまやまです。
だって、そもそも相手が変わることを期待するのも、その相手といい関係性を築きたいからですし、愛し愛されたいからなのでしょう。
しかし、その相手から差し向けられた愛を、受けとれずに保留したり、受け取り拒否をしてしまったりしてしまう。
そうすると、一番欲しいものを自分で拒否してしまうという、わけのわからない苦しい状態になってしまうのです。
差し向けられた愛を、素直に「ありがとう!」と受けとること。
相手が変わることを期待していると、その簡単な喜びができなくなるのです。
「期待は手放せ」の格言の通り、相手が変わることを手放していくことが、大切なことなのでしょう。

今日は、相手が変わることを期待する苦しさ、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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