「愛から見る」という見方をすることで、自分のさまざまな関係性を変えていくことができます。
それは過去も同じで、起こったできごとへの見方を変えていくことができるのです。
１．愛から見える景色を、見捨てないために
昨日は、愛から見える景色を、見捨てないために、というテーマでお伝えしました。
ものごとの見方、捉え方、考え方は、いろんなものがあるものです。
たとえば、自己否定を例にとってみても、それをいけないもの、間違ったものとみることもできますが、そうではない見方をとることもできます。
すなわち、自分自身を否定してしまうくらい、大切なものがあった。
そう見ることも、できるかもしれません。
だって、誰かを助けられなかったり、力になれなかったりしたとき、自分を否定してしまうことって、あるのでしょうから。
すべてがそうとは言えないかもしれませんが、「そうかもしれない」と仮定するだけでも、違うものです。
片方から見える景色だけ見るよりも、もう一方の、愛から見える景色を、その可能性を残しておくこと。
そうすることができると、たとえ自己否定をしてしまったとしても、ずいぶんと気の持ちようは変わってくるものです。
ただ、その愛から見える景色というのは、自分に余裕がなかったり、疲れていたり、傷ついていたりすると、どうしても見えづらくなります。
だからこそ、自分に余裕を持たせておくこと、自分に与え続けることが、とても大切なことになるのでしょう。
昨日の記事では、そんなテーマをお伝えしました。
２．過去もまた、愛から見ることで変わってゆく
さて、こうした愛から見える景色ですが、それはいま目の前で起こっていることだけではありません。
私たちが過去に経験したできごとであっても、同じです。
たとえば、過去に誰かと衝突した、分かりあえなかった、傷つくようなできごとが起こった。
そうしたことがあったとしても、その見方を変えていくことができます。
分かりやすい例でいえば、失恋をした当初は、とても辛く悲しい思いをしたとして。
それが年月が経ち、いろんな経験をしていくと、その別れたパートナーとの思い出への見方が、変わっていくことがあったりします。
「あぁ、なんだかんだいっても、楽しかったな」とか。
「あのときは受けとれなかったけど、愛されていたんだな」とか。
そうした、愛からの景色でみるとき、私たちの過去もまた、意味づけが変わっていきます。
それが辛く悲しいできごとから、「あれがあったからこそ」というできごとに、意味が変わることも多いものです。
どんな過去のできごとであっても、愛から見るとき、それはどんな風に見えるだろう、と考えてみるのは、とても大切な見方です。
３．見方が変わることを「癒し」とも呼ぶ
過去に限った話ではないのですが、こうした見方が変わること、それもポジティブに変わることを、「癒し」と呼んだりもします。
「癒し」と聞くと、どこか曖昧な感じがするかもしれませんが、そんな風に定義することができます。
そうはいっても、見方をポジティブに変えることは、簡単なことではありません。
だって、自分が傷ついたり、悲しんだり、そうしたネガティブな感情を感じるできごとを、ポジティブに見るわけですから、なかなか簡単にはいかないですよね笑
でも、人生最悪のできごとだ、と思っていたことが、その後の人生を開く重要なマイルス―トンになることも、めずらしくはなかったりします。
そうした見方を変えていくためには、やはり自分を癒し続けていく必要があります。
先ほど書いたように、自分に与え続ける、ということ。
そして何より、自分がそのできごとで感じたことを、抑圧せずに、感じつくしていく必要があります。
それは、時間がかかるかもしれません。
けれども、感じつくすことで、そのできごとの見方を変えていくことはできるのです。
過去もまた、愛から見ることで変えていくことができます。
今日は、過去もまた、愛から見ることで変わっていく、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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