大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)、気持ちのいい時季はあっという間に。

秋分を過ぎて、はっきりと「涼しい」と感じる日が増えてきました。

朝、玄関を出ると「あぁ、心地いい秋の風だなぁ」と感じる日が、今週は何日もありました。

蒸し蒸しとした湿気がなくなり、実に歩いていても気持ちのいい風を感じます。

9月に入っても猛暑日が続いていたりしましたが、ようやく、といった感じでしょうか。

時候は「秋分」のなかごろ。

七十二侯では「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」のころです。

そこらじゅうにいた虫たちが、いっせいに冬ごもりの準備を始めるころとされます。

これから、春の啓蟄までの半年の間、冬眠をして寒さをしのぐのでしょう。

いよいよ、ようやく、秋を感じるようになってきました。

 

一年のなかで、最も気持ちがいいのが、この季節なのでしょう。

気温だけで言うならば、春も同じなのでしょうけれども、春はあの特有の不安定さというか、濁った感じというか、浮ついた感じがありますよね。

人々の情緒が乱れるのも、春先が多いと聞きます。

やはり、暑くなっていく、気温が上がっていくというのは、ものすごい変化なのでしょうね。

その変化のエネルギーに、どこか酔ってしまうようなのが、春のイメージです。

一方で、秋は日に日に空気は澄み、気温が下がっていきます。

それが、心地いいんですよね。

どこか、自然な感じで、深く呼吸ができるような、そんな感じがするのが、秋ですよね。

ただ、最近は夏(のような気温)が長くなってきているので、なおさら、このいい時季が短くなっているようです。

気持ちのいい時季は、あっという間に過ぎていってしまうのかもしれません。

ただ、そうだとしても。

この気持ちのいい風を浴びるだけでも、秋を満喫できているのでしょう。

 

ずいぶんと、心地よい季節になりました。

とんでもなく暑かった、夏の疲れなど出ませんように。

どうぞ、ご自愛くださいませ。