「立春」は過ぎれど、また寒さが戻ったような週末ですね。
都心でも降雪のようで、私の住んでいる名古屋でも朝から雪が舞っていました。
三寒四温の言葉の通り、暖かくなったと思ったら寒くなる、その繰り返しがいまの時期なのでしょう。
それでも、暦の上では春と言われると、「そんなものかな」と感じてしまいますよね。
気の持ちようではないですが、人の心というのは不思議なものです。
七十二候では、「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」。
その字の通り、ウグイスがその美しい声を聞かせてくれる時期です。
その年の初めての鳴き声を「初音」と呼ぶように、昔の人にとっては、春の訪れを告げる大切な音だったのでしょう。
そういえば、ウグイスではないですが、先日お散歩をしていたら元気な鳥の鳴き声が聞こえてきました。
木々に隠れて、姿は見えませんでしたが、その声に元気をもらいました。
歳を重ねるほどに、春の気配を見つける楽しみが、深まるようにも感じます。
春になると咲く花が多いように、色が春を告げてくれるのは、多くの人がイメージできます。
そして、色だけでなく、音もまた、春を教えてくれるものです。
ウグイスの声もそうですし、どこか風の音も、冬の間とは違ってきたようにも感じます。
季節の移ろいというのは、五感に訴えかけてきます。
色や音もそうですし、味や香りもまた、そうですよね。
春の味は、苦みでしょうか。
春の香りは、湿気のある感じでしょうか。
季節の移ろいを感じるには、五感を使う必要があります。
そして、自分が感じている感覚に耳を傾けるのは、そのまま自分の声を聞く、というkとでもあるのでしょう。
少しずつ少しずつ、春は近づいてくるようです。
寒さが戻っても、また暖かさも戻ってくる。
そう考えると、その寒さも春の喜びの一部なのかもしれません。
とはいえ、まだ寒い日が続きます。
どうぞ、ご自愛くださいませ。